*** CD ： UK / 89 / Parlophone/EMI / CDP7 91877 2 CZ 159 ***
■　コンディション　■
A- / A
ジャケットとブックレットに破れや書き込みなどはありませんが、経年の焼けがあるので「A-」です。
ディスクは綺麗です。
ジュエルケースに使用感あり（通常のケースですので交換可能です）。

Paul McCartneyの弟・Mike McGear（ミュージシャン、コメディアン、写真家。64年にポールの弟と騒がれるのを嫌って「マクギア」を名乗る）とRoger McGough(詩人、作家、大学教授)が、67年に録音したもののお蔵入りしかけたアルバム。
ところが翌68年「兄の七光り？」でめでたく発売になりましたが、悲惨なセールス……Bonzo Dog BandやScaffold関連にアルバムでは最もレアで、1989年にCD化されましたが、あっという間に市場から消えまい、今や堂々とCDRがネットで売られていますね。
ポールは2人と共同でプロデュースを務め、コーラスやメロトロンなどで演奏にも参加しています。
内容は海辺に打ち付ける波音のSEがところどころに挿入され、いかにも英国的な翳りのあるポップスや、シアトリカルな寸劇多少のトラディショナルな風味の直後にジャム・セッションがフェイド・インしてきたり、アコギをバックにしたポエトリーして、モンティー・パイソン的な混沌とした英国ブラック・ユーモアなのでしょうか？（英語を聞き取れないもんで、すいません）。
久しぶりに聴いてみましたが、一番印象の近いアルバムはFrank Zappaがグルーピーと作った「GTO`s」ですね　＞　このアルバム、Jeff Beck等々の豪華ゲスト参加だけどコラージュしまくられており、マニア泣かせで有名な一枚ですね。
本作も、渡英中のJimi Hnedrix Experienceや渡米前のGraham Nashなど豪華メンバーが参加（詳細なクレジットはなし）、Rolling StonesのBraian JonesがSaxで2曲（3曲目と5曲目）に参加しているそうで、それを裏付けるようにブックレット掲載の記事の切り抜きには、「Paul In Secret Session」「Hendrix Information Centre」といったものが散見されます。
GTO`sの場合やかましい女子のしゃべくりの間にたまに出てくるマトモな演奏がやたらとかっこいいし、本作も泣きのメロディーの極上ポップスが顔を出し（アタシャ、7曲目に弱いっす）、マニア心をくすぐってくれます。
＜収録曲＞
1) So Much
2) Little Bit Of Heaven
3) Basement Flat
4) From "Frinck, A Life In The Day Of" And "Summer With Monika"- Prologue introducing a) Moanin’ b) Anji
5) From "Frinck, A Life In The Day Of" And "Summer With Monika"- Epilogue
6) Come Close And Sleep Now
7) Yellow Book
8) House In My Head
9) Mr. Tickle
10) Living Room
11) Do You Remember
12) Please Don't Run Too Fast
13) Ex Art Student
＜主な参加ミュージシャン＞
Jimi Hendrix, Graham Nash, Dave Mason (Guitar), Andy Roberts (Acoustic Guitar), Noel Redding (Bass), Mitch Mitchell (Drums), Zoot Money (Piano), etc.

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