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*** LP ： Italy / Early 90’s / Base Records / ESPS 1055 ***
■　コンディション　■
A / A
著作権がいい加減でハーフオフィシャルがやたらと多いイタリア……ジャケットが少々ぼけているのとRWがあるのはイタリアならではのハーフオフィシャルだからで、この盤が新品として流通していた時からのものであることをご承知ください。
盤面はひげが数本ある程度で、気になる擦れなどはありません。

アヴァンギャルド･レーベル屈指の名盤にして、サイケデリックの必携盤ですね。
以前はよく見かけたこのレコードも最近ではほとんど見かけなくなりました。
66年4月にニューヨークの大学ツアーのライブ音源で、人の声のもつ凄みを伝えてくれる稀有なアルバムです。
古くからジャズやアヴァンギャルド、サイケ系のレコ評を見かけるアルバムですが、『Marquee 38号 特集；Acid』に掲載された関口氏の寸評が一番的確に本作の凄みを伝えていると思うので掲載します。
【人間の声のもつなんとも形容のしがたいある種魔術的な響きと力は身体の底から発生してくる波動をそのままダイレクトに伝えるがゆえの特権的なものと言えるかもしれない。それゆえ優れたヴォーカルは他のインストゥメンタルから孤立し拮抗した存在を占めている。意識の奥底へと遡行しながら、その過程での地獄めぐりのような自意識と対峙の中でPatty Watersは世界と自分の間にある深い亀裂を垣間見せながらただ一人たたずんでいる。それは人間が声を発していく事の原初的な姿を伝えている。】
＜収録曲……書いてもあまり意味がないのだが……＞
A-1) Song For Clifford (4:00)
A-2) Hush Little Baby with Ba Ho Bad (which means “Kingdom of God” in Persian) (6:46)
A-3) Wild Is The Wind (5:52)
A-4) Prayer (2:51)
B-1) It Never Entered My Mind (4:47)
B-2) Song of Life with Hush Little Baby
B-3) Song of the One (I Love) or Love, My Love
＜参加ミュージシャン＞
Ran Blake / Piano on B-1
Burton Greene / Piano on A-3
Steve Tintweiss / Bass on A-3
Shelly Rusten / Drums on A-3
Guiseppi Logan / Flute on All Other Tracks
Dave Burrell / Piano on All Other Tracks
Perry Lind / Bass on All Other Tracks
Scobe Stroman / Drums on All Other Tracks

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