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*** LP ： USA 1977 / UA Magnet / UA-LA7598-G ***
■　コンディション　■
A- / A / CO
ジャケット：左上に小さな切れ込みカットがありますが、表側には達していなくて裏だけ切れ込みがあります。そのカット部に擦れ、左右の下角に擦れ。それ以外は汚れもなく良品です。
ディスク：ほとんど使用感のない美品。

泣く子も黙るヤング＆ムーディの唯一作。
グレート！ごきげんなRonnie Laneサウンド(?)をこれでもか！ってぐらいかましてくれます。
バックにハーモニカやマンドリンやフィドルを使用しておりロニー・レーンを思わせる土臭いフォーク・ロックの連発になっていて、高水準のアルバムなのですが、プロデュースがex-Deep PurpleのRoger Gloverで、メンバー2人がハードロック畑の人だからかちょっと不憫な扱いを受けてるようにも思えますね。つまり、Juicy LucyやSnafuのギタリストのミック・ムーディ（のちWhitesnake）とStatus Quoに参加するボブ・ヤングのデュオ・アルバムなのです。
ですが本作は英国スワンプの名作と言ってよいでしょう。
彼らの後の経歴からは想像もつかないレイドバックした味わい深いサウンドが満開なのです。
アメリカのオールド・タイミーなノスタルジアとカントリー・フォークに憧れた2人が、肩の力を抜いて自然体で制作したグッド・タイム・ミュージックで、そのサウンドは流行やメディアとは無縁のもので、無邪気な頑なさがあります。
ヴォーカルはBob Youngで多少枯れぎみの哀愁を帯びた声で、ちょっと投げやりな歌い方もサウンドの雰囲気にマッチしています。
各面のラスト曲がトラッドという全体の構成もグッドですし、彼等のテーマ・ソング？「Young & Moody」(B-1)もFairport ConventionがもろにCountry Rockを演奏しているみたいで、ちょっとバカっぽいところはパブロック的な楽しさ満開です。
秀逸なのは「Chicago Blue」（A-3）でしてもろにRonnie Laneの世界、フィドルや女性コーラスに包まれたこの曲はアメリカへの郷愁と霧のイギリスが絶妙にブレンドされた感動の名曲だと思います。

米国盤。美品です。













A-1) You Make It Roll (Young / Moody)
A-2) I'll Be Back (Young / Rossi)
A-3) Chicago Blue (Young / Moody)
A-4) Four Until Late (Trad arr. Moody)
B-1) Young & Moody (Young / Moody)
B-2) Too Young To Feel This Way (Young / Moody)
B-3) Just Close Your Eyes (Young / Moody)
B-4) Someone Else's Door (Young / Moody)
B-5) I'm Going Away(Trad arr. Moody)

Bob Young ; Vocals and Harmonica
Mick Moody ; All Guitars, Lap Slide and Mandolin
Graham Preskett ; Violin, Bass and Keybords
Terry Stannard ; Drums and Percussion
Backing Vocals ; Mick Moody, Clare Troy, Kay Garnet, Jean Hawker
Produced by Roger Glover

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