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*** LP ： Germany / 80 / Autogran & Folk / FLLP-508 ***
■　コンディション　■
A / A
ジャケット左下に軽い角打ちがあるだけで、中古としては申し分のないコンディションです。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。
歌詞カードを付属しています。

後年他国でも再発が出ているようですが、オリジナルはドイツのみで発表されたジェリー・ロックランのアルバムです。
タイトル通り、それまでのジェリーの活動を総括するようなブルージーかつ強力スワンピーな内容です。
前半はジェリー・ロックランのアコースティック・ギター弾き語り、後半はHunt & Turnerの片割れイアン・ハント他が参加したバンド演奏という構成も、青春時代にブルースに心酔し、やがてグリース・バンドと巡り合いスワンプの傑作を残したこれまでの経歴を総括するような内容で、素晴らしいなんてもんじゃありません。
「Rally Round The Flag」では「英国と米国の違いはありますがジェファーソン・エアープレーンのヨーマ・コウコネンのソロに通ずるブルースに対する深い愛とコクがあり」と書きましたが、本作はホット・ツナに通ずる燻銀の魅力に満ちています。
有名な「Wum」（【ラビリンス5031】）やグリース・バンドとの共演で人気の「Rag To Gladrags」（【ラビリンス5032】）ではバックの演奏に気をとられるせいもあって気付きませんでしたが、ジェリー・ロックランはとにかく声が良いし、ギターがこれほど達者だとは思いませんでした。
裏ジャケットでジェリー・ロックランが絶賛している元ハント・アンド・ターナー（Hunt & Turner）のイアン・ハント（Ian Hunt）が競演しているB-2〜5での、ジェリーのアコースティック・ギターとイアン・ハントの控え目なエレクトリック・ギターの絡みの艶かしいこと……
仄暗いバーのカウンターでスコッチを傾けながら物思いに耽る……そんな時に流れてきたら、分っていても一気に持っていかれますよ。
【収録曲】
A-1. I Can’t Get The Fingerpickin’ Style (4:05) Lockran
A-2. Cacaine Blues (3:30) Reverend Gary Davia
A-3. Ananias, Ananias (3:25) Big Bill Broonzy
A-4. Auto Machine Blues (4:20) Brownie McGhee
A-5. Mean Old Frisco (3:15) Trad / Lockran
B-1. I Get The Blues When It Rains (2:25) Big Bill Broonzy
B-2. Fish In The Water (3:00) Lockran
B-3. Just Give Me Love (4:15) Lockran
B-4. Turn For Bobby (2:55) Lockran
B-5. The Present (3:00) Lockran
B-6. America, America (4:45) Lockran

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※コンディション表記は、「ジャケット / 盤質」の順になっております。
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