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*** LP ： ?? / ?? (71) / Vertigo / 6360 029 ***
■　コンディション　■
A / A
ジャケットは右下に1cm以内の軽い角打ちがあるだけで、中古としては申し分のないコンディションです。
盤面には薄いヘアラインがあるだけで（ノイズは拾いません）、中古としては申し分のないコンディションです。

英国「Vertigo」から発表されたこともあってかプログレ、ジャズ・ロック、ブルース・ロックの範疇で語られることの多いキャタピラですが、妖しげな陶酔感がムンムンな強烈サイケデリック・モンスターです。
さて本作は『ロック・ダイヴィング・マガジン6号』（98年）でも紹介されていた、71年の1枚目です。
演奏は基本的に英国ブルース/ハード・ロックなのですが、このバンドが特異なのはサックスが大活躍で、泥臭いギターリフにいきなり切り込んできます。
さらに強烈なのが女性ヴォーカルのアンナ・ミークで、お転婆娘のように音を外しながらも自己陶酔たっぷりに歌っております。
A面3曲B面1曲、15分以上あるA-1からしてぶっ飛んでいて、ワン・パターンのリフを繰り広げている中、サックスと女性ヴォーカルが宇宙空間を舞うように音が飛び交います。
テクニカルな演奏とか楽曲の良さとかを求めず、テンション一発の混沌としたサウンドに身を委ねられる人には「宝物」のような快作です。
【参加ミュージシャン】
Anna Meek / Lead Vocals
Thierry Reinhardt / Tenor Alto Flute Clarinet
Hugh Eaglestone / Tenor Saxophone
Robert Calvert / Alto Tenor Saxophone
Dave Taylor / Bass
Malcolm Frith Drums
Graham Wilson / Guitars
【収録曲】
A-1. Naked Death (15:38)
A-2. Tumble Weed (3:54)
A-3. Promises (5:42)
B-1. Embryonic Fusion (24:08)

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