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John and Philipa Cooper / The Crooperville Times
管理番号 3L-01277商品ID36723277
在庫数 SOLD OUT

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3L-01277 - John and Philipa Cooper / The Crooperville Times - Sold Out
コンディション違い、仕様違いの同タイトル盤があるかもしれません。アーティスト名等で検索してみてください。

この商品は売り切れですが、再入荷している場合もございます。
アーティスト名等で検索してみてください。
*** LP : ?? / ?? (69) / Cooperhone / MNRC 18003 ***
■ コンディション ■
A / A
レーベルの部分が丸くくり抜かれた特殊ジャケットには角打ちもリングウエアもなく、中古としては申し分のないコンディションです。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。
なお、いけない再発なのか、盤に刻印さていれるマトリクスの部分がハンダゴテで潰されています。

レーベル部分がくり抜かれた表ジャケットの白黒のポートレイト写真にただならぬ気配を感じて聴いてみたのですが、これはとんでもない名盤です。
裏ジャケットに明記されている「南アフリカはヨハネスブルクで69年にひっそりと作られたレコード」という事実を知らなければ、誰もが70年前後の自主英国フォーク・ロックだと信じてしまうことでしょう。
70年前後には南アフリカから英国に渡ったミュージシャン(特にキング・クリムゾン周辺やジャズ・ロック系)が多かったし、あのメロウ・キャンドル(Mellow Candle)解散後、アリソン・ウイリアムス(Alison Williamson)とデヴィッド・ウイリアムス(David Williamson)は南アフリカに渡ってフリッバーティギベット(Flibbertigibbet)を結成し、200枚限定でアルバムを残したことはマニアには常識ですね。

さて、ほとんど知られていないJohn and Philipa Cooperが69年にひっそりと残したアルバムを聴いてみましょう。
飛行機のエンジン音に導かれて始まるA-1からして、男女ヴォーカルがたおやかなアシッド・フォークなのですが、演奏は「サイケからプログレへ」、「ブルーズ・ロックからハード・ロックへ」とそんな過渡期にしか生まれえなかった英国的魔界サウンドでビックリしちゃいます。
男性ヴォーカルがリードを取るA-2は、ちょっと歪んだフィドルと木霊のような女性コーラスが幻想的で、まるでメロウ・キャンドル(Mellow Candle)のような英国的フォーク・ロックの世界に特有の「あのモワモワとした」霧が立ち込んできちゃって貞操の危機を感じ始めちゃいます。
A-2のエンディングからヴァイオリン・ソロに導かれて始まるA-3は女性ヴォーカルがリードをとり、全編に幽玄なフルートが舞う、まるで魔法のカーペットに乗ったようにうっとりとしてしまう曲で、ヒャ〜ンと昇天でっすん!
アタシャ、この「A-2〜3」の曲への流れだけで、本作のほかの曲が駄作でも全てを許せちゃう境地に至りましたん。
男性ヴォーカルのA-4はドノヴァンあたりを思わせるポップなフォーク・ロックで、アルバム冒頭からここまでの曲構成も見事です。
やはり男性がヴォーカルをとるA-5も森の奥から響いてくるフィドルや女性コーラスが夢心地で、果てた後で気だるいながらものフワフワ感に身を委ねてしまいます。
A-4に似たA-6はちょっとしたカーニヴァルというのか地元のお祭気分で、フワフワ気分でまどろんでいるところを可愛いあの娘に揺り起されるようで、秘密パーティーはまだまだ続くとワクワクさせてくれる、A面の最後を飾るに相応しい曲です。

さあ、シャワーを浴びてハイボールでも用意してから、盤を引っくり返しましょう。
遠くで厳かに鳴り響くファズ・ギターが心地よいB-1は、66年頃のボブ・ディランを思わせる元祖アシッド・フォーク?で、女性コーラスがなんとも艶かしくてたまらんです。
続くB-2は名画のオープニングのように控え目ながらも感動的な教会の鐘の音と小鳥の囀りに導かれるようにフルートが奏でられ、徐々に演奏が始って、クリスタル・ヴォイスが天女のように漂ってくる知られざる歴史的な名曲でして、本作で2度目の昇天でっすん(B-1から焦らされまくったんですもの……ん?)!
ア〜タ、「A-2〜3」に続いて「B-1〜2」で2度目の絶頂なわけで、我耽溺なジャクソン・ブラウン『Late For The Sky』やヴァン・モリソン『Moondance』ですらも1枚で2度イカセテてくれたことはありませんでした(喩えがお下劣ねぇ〜ん……)。
女性ヴォーカルのB-3は本作の中で唯一アップ・テンポの曲ですが、曲間での歪ませた(おそらくは)ヴァイオリンの使用が効果的で、英国産トラッド寄りのアシッド・フォーク好きも納得でしょう。
B-3に引き続き女性ヴォーカルが歌うB-4は楽しげなダンス・ナンバーで、B-3〜4の流れは男女混成ヴォーカルの妙もあって、スティーライ・スパンの初期作を思い出してしまいました。
イントロが「おい、ルイ・ルイか」と突っ込みたくB-5ですが、かったるいというのか、なんとも眠たげで、霧に包まれた森の奥での舞踏会が終焉をむかえるような感じで、饗宴や祭りの後の気だるい余韻に浸らせてくれて、このパーフェクトなアルバムは終わります。

いや〜、まいったm(__)m
本作が英国産だったら、オリジナル盤は「鬼畜価格」になっていたことでしょう。
JohnとPhilipa兄妹を前面に引き立てるアコースティック楽器主体のバックの演奏は決して派手ではないのですが、的確に楽曲の良さを適度なアシッド匂のオブラートで包んでおり、サイケにありがちな「やり過ぎ」のない実に趣味のいいもので、SSWファンにも大推薦です。
個人的な趣味丸出しの女性ヴォーカル物の英国フォーク・ロック(レア盤に限る)として評価するとすれば、メロウ・キャンドル(Mellow Candle)のデモ・アルバムしか思いつかないほどの高水準なアルバムです。
フォーカル・ポイント(Focal Point)やバック・アレイ・クワイア(Back Alley Choir)にはキラリと輝く数曲はあるものの、本作ほどのまとまりはないのですね(断言)。
そもそも自主制作の鬼レア盤に完成度は求めてはいませんが、本作は奇跡といってもいいほどのまとまりをもった完成度の高さです。

最後に……再発とはいえ相当妖しく次はいつお目にかかれるか分らないので、一般には流通していない模様のCDをなんとか入手しました(ジャケが特殊ジャケではなくガックシ……アナログのジャケットの方が圧倒的にいいです)。
細かい字のライナーを読んでみると、本作の録音は南アフリカEMIで制作されてレコード番号まで決まっていたのにお蔵入りになったとのことです(付加えるとマスター・テープも残っておらず、全て盤お越しと明記されています)。
また、レイのサイケ本でも絶賛されているとのことです。
そりゃ〜、完成度が尋常じゃなく高いわけですね。
【参加ミュージシャン】
John & Philippa Cooper ? Vocals
Julian Laxton - Lead Guitar
Ivor Back ? Drums
Werner Krupski ? Keyboards
Art de Villiers - Accoustic Guitar
Bob Hill ? Bass
Francesco ? Fiddle
Rory Blackwell - Tambourine
【収録曲】
A-1. The Mad Professor
A-2. Gipsy Spell
A-3. I'll Be More Than Sat Isfied
A-4. Wild Daydreams
A-5. Edge Of Eternity
A-6. My Pair Of Spectacles
B-1. Man In A Bowler Hat
B-2. Singing My Song
B-3. Broomstick
B-4. Good Old Sun
B-5. She's My Woman



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※コンディション表記は、「ジャケット / 盤質」の順になっております。
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