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*** LP ： USA 1959 / Folkways / FA 2316 ***
■　コンディション　■
A / A
ジャケット：背表紙上部にわずかな荒れがみられるぐらいで、新品同様一歩手前の美品。
ディスク：紙擦れ程度でほとんど使用感のない美品。
仕切用ボール紙、ジーン・リッチー本人による12ページのブックレット（美品）付属の完品。

ジーン・リッチーの1959年作。
この人は1922年生まれというからこの時点ですでに37歳、おそらく10枚目ぐらいの作品なので、当時のフォークシーンで彼女がいかに重要な位置を占めていたかがわかりますね。
当時の彼女は英国にフィールドワークに行ったり、バラッドの著書を発表したりで英米双方でフォーク界のプリンセス扱いを受けていたようです。
若かりし頃のShirley Collinsがリスペクトしており、多大な影響を受けていたことでも有名です。
美声でありながら暖かい味のあるヴォーカルは、シャーリー・コリンズというよりもAnne Briggsによく似ています。アン・ブリッグスを少し声を高くしてハリを出させた感じでしょうか。

本作はそんなジーン・リッチーが原点である自分の家族（というか一族という方が適切かも）とともに作った素晴らしい作品です。
録音は実際の彼女の家族の家で行われているので一種のフィールド録音ですね。ここではジーン・リッチーのナレーションをつなぎにして、自身のソロや美しい家族のコーラスなどが次々に歌われていきます。
移民時代からの伝承歌を実生活の中で脈々と歌い継いできたであろう彼女の家族。
このアルバムを聴いていると、夢や幻と現実世界の境界線が取り払われて一体になったような安らぎを覚えます。日本で言うとまるで「遠野物語」の世界が現出しているような感じでしょうか。
ジーン・リッチーのソロはもちろんのこと美しいコーラスワークも素晴らしい！
本品はあまりにも美品ですし1959年の1stプレスかどうかは自信ないですが、Folkwaysの重厚な作りのジャケットでかなりレアなことは間違いないです。
英国トラッドファンにも大推薦！！
仕切用ボール紙、12ページのブックレット付属の完品、美品。

Green Gravels / Lord Thomas and Fair Ellender/ Somebody's Tall and Handsome (medley) 8:32
Brightest and Best 2:53
A Young Man That Wouldn't Hoe Corn / I Wonder When I Shall Be Marrired (medley) 3:49
Charlie / Turn Julie Ann Turn / Joe Bowers / Pretty Saro (medley) 7:45
Lord Bateman and the Turkish Lady 7:06
Amazing Grace / Sweet Rivers of Redeeming Love (medley) 3:31
Darby Ram (Ram of Darby) / Dance to Your Daddy / Go Tell Aunt Rhody / Five Ten/ London Bridge / Skip to My Lou (medley) 5:06
Five-Ten / London Bridge / Skip to My Lou (medley) 3:11
Twilight A-Stealing 1:52

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