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*** LP ： ?? / ?? (75) / Regal Zonophone / SLRZ 1040 ***
■　コンディション　■
A- / A
RW ; ジャケット表裏に薄いリングウエアがあるので「A-」ですが、それ以外のダメージはありません。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。
レーベルも忠実に再現した丁寧なリプロです。

父親がフラメンコ・ギターリスト、母親がメキシカンのフラメンコ・ダンサーだったデビットとアンジェラのアレン兄妹を中心にL.A.で結成され、渡英後に大天才ベーシストのジョン・グラスコック（John Glascock）が加入したカルメン（Carmen）の75年の2作目です。
最初にジョン・グラスコックですが、メンバー中唯一の英国人であり、カルメン加入以前は、Juniors、The Gods、Head Machine、Toe Fat、Chicken Shackと通好みのバンドを渡り歩き、カルメン解散後、Jethro Tullに加入したものの、79年に僅か28歳で亡くなったベーシストですね。
ブッとい音を出すベース・プレイヤーは、アメリカはジェファーソンやホット・ツナのジャック・キャサディ、イギリスではジョン・グラスコックで個人的には決定なのでございます。
渡英直後に名プロデューサー、トニー・ヴィスコンティ(Tony Visconti）に認められて73年にデビュー、ライブ・パフォーマンスはデヴィット･ボウイやポール･マッカトニーが絶賛したという実力派です。
75年に発表されたこの2ndでは、よりリズムが複雑になり、ジョン・グラスコックのベースを堪能するには最適のアルバムですし、アンジェラ・アレン（Angela Allen）のヴォーカル曲も増えました。
B面はジプシー女性の悲哀を描いた組曲だそうで、メンバーが順繰りにヴォーカルをとる力作です。
おっとっと、プロデュースは前作同様トニー・ヴィスコンティで、なんと奥さんのメリー・ホプキン（Mary Hopkin）がコーラスで参加しています。
それにしても裏ジャケットのメンバー写真の濃いことったら……サウンドも同様に激濃いっすよ。
【収録曲】
A-1.Viva Mi Sevilla
A-2.I've Been Crying
A-3.Drifting Along
A-4.She Flew Across The Room
A-5.Purple Flowers
B-1.Remembrances (Recuerdos De Espana)
Table Two For One (Zambra)
She's Changed
Gypsy Girl (Caravan)
The City
Time (She's No Lady)
People Dressed In Black
Dancing On A Cold Wind
The Horseman
Conclusion (She Changed)
【参加メンバー】
David Allen (g,vo)
Roberto Amaral(vo,footwork)
Angela Allen (vo,footwork,kb)
John Glascock (b,vo)
Paul Fenton (dr,vo)

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