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*** LP ： USA / 77 / Warner Bros. / BS 3024 ***
■　コンディション　■
A / A
ジャケットはシュリンク入りでノーカットの美品です。
盤面にはひげが1本あるだけで気になる擦れはなく、中古としては申し分のないコンディションです。
発売当時の内袋を付属（3辺に破れがあります）。

タジ・マハールが77年に音楽を担当したサントラですが、第2の絶頂期で1枚のアルバムとして評価されるべき秀作です。
日本（特にロック・ファン）では初期4作にばかり注目が集りますが、音楽の多様性からライ・クーダーと比較されるようになったのは前作『Music For Ya’』からで、トリニダード出身のロバート・グリーニッジがスティール・ドラムで迎えて汎カリビアンに舵を切り、『Music For Ya’』をタジの最高傑作にあげる人も多いですね（ライ・クーダーもタジのデビュー作にジェシ・エドと共に参加していましたね）。
傑作『Music For Ya’』に引き続いてスティール・ドラムのロバート・グリーニッジやルディー・コスタといったラテン音楽の猛者に加え、クラウディー・リネアーがコーラスで参加している曲もあります。
全曲タジの書き下ろしで、ブルースを基調にした楽曲にカリビアン的で躍動感のあるアレンジを加え、スティール・ドラムとサックスなどの管楽器を融合させた質の高い演奏を聴かせてくれます。
個人的にお気に入りなのは呪術的な臭いのするB1「Free The Brothers」で、螺旋状に吸い上げられるような昂揚感がたまりません
サントラという性格上、一聴しただけだと地味な印象を受けるかもしれませんが、実にハイセンスなアルバムです！
推薦盤。
【参加ミュージシャン】
Taj Mahal ; Vocals, Piano, Electric Piano, Guitar [National F-holed 6-string, Martin 00-18 6-string]
Rudy Costa ; Bass, Clarinet, Flute, Flute [Alto], Saxophone [Soprano, Alto], Kalimba, Shekere
Ray Fitzpatrick ; Bass
Kwasi "Rocki" Dzidzormu, Larry McDonald ; Congas, Percussion
Kester Smith ; Drums [Trap], Percussion
Robert Greenidge ; Steel Drums, Percussion
【収録曲】
A1 Love Theme In The Key Of D 8:05
A2 Funky Butt 3:12
A3 Brother's Doin' Time 4:10
A4 Night Rider Backing Vocals ? Alison Mills, Claudia Lennear 2:56
B1 Free The Brothers Backing Vocals ? Kester Smith, Kwasi "Rocki" Dzidzormu, Larry McDonald, Ray Fitzpatrick, Robert Greenidge, Rudy Costa 8:05
B2 Sentidos Dulce (Sweet Feelings) 5:10
B3 The Funeral March 3:55
B4 Malcolm's Song 2:25
B5 David And Angela 2:48

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