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*** LP ： USA / 72 / Poppy / PP-LA004-F ***
■　コンディション　■
A- / A
純白のジャケットで背表紙に近い部分に経年の日焼けがあります。
TOC-II ; ジャケット底に4cmほどのテープ補修があるので（変色していません）「A-」しましたが、ノーカットで、純白のジャケットにしては奇跡的に焼けも少ないです。
盤面にはひげや擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。
Poppy専用内袋を付属（底が5cmほど破れています）。

タウンズ・ヴァン・ザンドの72年の6作目で、翌年にポピーが倒産したためかなりレアです。
タウンズ・ヴァン・ザンドにとって悲劇だったのは、SSW全盛期だったのに本作以降78年までアルバム制作の機会にめぐり合えなかったことですね。
さて、本作ではデビュー前のガイ・クラークの曲（A-4「Don't Let the Sunshine Fool Ya'」）を取り上げていますが、2人は同郷の友人で80年代後半からヴァン・ザンドが亡くなる97年まではたびたび一緒にツアーを回っており、ライブ盤も数枚残しています（全てCDですが、興味のある方は探してみてください）。
バック・ミュージシャンのクレジットは一切ありませんが、ドラム、ベース、ペダル・スティール、そして女性コーラスなどのバックが付いています。
当店的には収録曲の最大の注目は、先述のガイ・クラークの曲（A-4「Don't Let the Sunshine Fool Ya'」）であることは間違いないでしょう。
また、68年のデビュー・アルバムからA-2「Sad Cinderella」を再録していることも見逃せませんし、ハンク・ウィリアムズのA-5「Honky Tonkin'」やメキシコを題材にしたと思われるB-2「Pancho and Lefty」などヴァン・ザンドのルーツも垣間見え、初期の集大成と捉えてもいいでしょう。
使用楽器はカントリー系が目立ちますが、想像以上に泥臭いところもポイントが極めて高いです。
レッド・ネック系SSWの燻銀のアルバム。
大推薦！
【収録曲】
A-1 "No Lonesome Tune" 4:21
A-2 "Sad Cinderella" 4:15
A-3 "German Mustard (A Clapalong)" 2:55
A-4 "Don't Let the Sunshine Fool Ya'" (Guy Clark) 2:25
A-5 "Honky Tonkin'" (Hank Williams) 3:44
A-6 "Snow Don't Fall" 2:27
B-1 "Fraulein" (Lawton Williams) 2:42
B-2 "Pancho and Lefty" 3:40
B-3 "If I Needed You" 3:44
B-4 "Silver Ships of Andilar" 5:07
B-5 "Heavenly Houseboat Blues" 2:51

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