*** LP ： UK 1970 / Decca / SKL 5057 ***
■　コンディション　■
A- / B+
ジャケット：表側のみラミネート・コーティングされた美しいジャケットです。四隅、四辺はきれい。ラミネートはつやつやでとてもきれい、小さなシワが少し。非コーティングの裏面はスレもなく極めて良好、上部に1cm程度汚れ。中古としてはこれ以上は望みにくいぴんとした美品です。
ディスク：レーベルは微細なヒゲがほんの少し。盤面は細かな薄スレがそこそこ出ています。またA1にこすったような跡が見られますがいずれも極めて表面的なものです。試聴の結果もとても良好でB+とはしたものの聴感的にはA-レベルです。
マトリクスは 2W/2W 。
DECCAの穴開きビニール内貼り内袋付属。

The Fisher Familyの長男、スコットランド・トラッド界の巨人、アーチー・フィッシャーの2ndソロ作「オルフェオ」。
この人の作品では最も探しにくいレアな逸品です。
アーチー・フィッシャーはバーバラ・ディクソンとのコラボ作でも純トラッドだったり甘酸っぱい60Sポップ的なアプローチをしたりと、なかなか幅広い懐の広さを見せています。
本作はそんな彼が自作を中心に制作したシンガー・ソングライター・アルバムです。
トラッドは3曲のみで、アルバム冒頭のタイトル曲"Orfeo"もトラッドですがなかなか斬新なアレンジで聴かせてくれてちょっと驚きです。
自作もとても出来がよく、例のすべてを包み込むような深々としたヴォーカルを聴かせられると英国フォーク／SSWファンなら文句なしの降参でしょう。
ラブ・ノークスが参加しており1曲アーチーと共作もしています（ラスト曲）。
激オススメ！

英国オリジナル盤。









[A]
Orfeo (Roud 136; Child 19) (8.46)
To Joan Eardley (1.52)
Silver Tassie (2.30)
The Mountain Rain (3.24)
Just in Passing (2.34)
[B]
From a City Balcony (3.24)
The Norway Maid (Roud 197; Child 113) (4.36)
Tak' the Road (Roud 4599; G/D 4:875; Henry H18a) (1.46)
Sadness Salesman (2.55)
The Last Time I Saw Esau Shaw (3.16)
Whatever Happened to Me- (2.43)

Tracks 1, 7-8, trad arr. Archie Fisher;
Tracks 2, 6 Archie Fisher, Edward Morgan;
Track 3 words Robert Burns, music Archie Fisher;
Tracks 4-5, 9, 11 Archie Fisher;
Track 10 Archie Fisher, Rab Noakes

Vocals Archie Fisher
Guitar Archie Fisher, Rab Noakes
Piano Alex Sutherland
Backing Vocals Barbara Dickson, Rab Noakes
Bass Daryl Runswick
Drums Bill Kemp

Producer Ray Horricks
Engineer David Grinsted, Robert Sibbald