*** LP ： Australia 1972 / Bronze / 6357 217 ***
■　コンディション　■
B+ / A- / TOC-I
ジャケット:表側のみラミネート・コーティングのとても美しい見開きジャケットです。四隅、四辺はまずまずきれい。正面はくすみ、薄汚れが少々ありますがつやも十分でなかなかきれい。裏面は薄汚れがやや多いです。非コーティングの中面は微細な薄汚れだけですが、下辺沿いに左右とも10cmほどの破れがあります。閉じていた時に何かの原因でくっついてしまい無理に開いて破れた感じです。
ディスク:レーベルは微細なヒゲがほんの少し。盤面は薄スレちらほらの美品です。
マトリクスは枝番なしの1/2。
穴開きビニール内貼り内袋付属（たぶん新しいもの）。

ディック・ヘクトール＝スミスの「ア・ストーリー・エンデッド」。
The Graham Bond Organization、John Mayall's Bluesbreakers、 Colosseumと英国ブルース、英国ジャズロックの王道を歩んできたディックがコロシアム解散後に発表した1stソロ作です。
参加メンバーはジョン・ハイズマン、グラハム・ボンド、デイヴ・グリーンスレイド、マーク・クラーク、クリス・スペッディングと超豪華。さらにヴォーカリストはクリス・ファーロウ、Juicy Lucy出身でこの後ディックのTempestにも参加することになるポール・ウィリアムスの二人が渋いのどを聴かせてくれます。
管楽器奏者のリーダー作という感じは全くなくてヴォーカル入りのロック作品です。腕達者揃いなので聴きどころ満載。全部名曲ですね。
すみからすみまで実によくできた重厚な作品で、コロシアム流ジャズロックと言えばそれまでですが、コロシアムの4作目ととらえても最高傑作に上げる人も多いです。
ジャズロック云々というより栄光のブリティッシュ・ロックのこの時点での最良の成果の一つともいえる大名盤です。
基本。

珍しいオーストラリア盤。
英国盤と同じ質感なのでおすすめです。英国盤は歌詞掲載の内袋が付いてますが、これには付属しません。米国盤にも付いていないので元々付属しないのだと思いますが、確証はなし。





A1 Future Song
　Written-By Heckstall-Smith, Brown
A2 Crabs
　Written-By Heckstall-Smith, Brown
A3 Moses In The Bullrushourses
　Written-By Heckstall-Smith, Brown
A4 What The Morning Was After
　Written-By Heckstall-Smith, Brown
B1 The Pirate's Dream
　Written-By Clempson, Heckstall-Smith, Hiseman
B2 Same Old Thing
　Written-By Clempson, Heckstall-Smith, Hiseman

Bass Guitar, Vocals Mark Clarke
Drums Rob Tait
Drums, Congas, Bongos, Maracas Jon Hiseman
Electric Guitar Chris Spedding
Electric Guitar, Acoustic Guitar Caleb Quaye
Other [Moog Sounds] Mike Vickers
Piano Dave Greenslade, Gordon Beck
Piano, Organ, Synthesizer [Moog], Vocals Graham Bond
Producer Jon Hiseman
Tenor Saxophone, Soprano Saxophone [Acoustic & Electric] D. H-S
Vocals Chris Farlowe, Paul Williams