*** LP ： UK / Island / ILPS.9253 ***
■　コンディション　■
B+ / A
ジャケット：非コーティングの見開きジャケット、ぺらジャケよりちょい厚めです。四隅、下辺軽いスレ。上辺、背表紙はまずまず。正面はきれい。裏面は点々と小さな破れがたくさん見られます。何か濡れた紙でも張り付いていてそれを剥がした時に生じたような感じですが、絵の模様みたいであまり気にならないと思います。中面は経年の薄シミが出ていますがまずまずきれい。全体にぴんとしておりしっかりとした良品です。
ディスク：レーベルは片面のみ微細なヒゲが1-2本。盤面はほとんど使用感のない美品です。
マトリクスは枝番なしのA/B。
歌詞掲載の厚手オリジナル内袋付属。

ジョン・マーチン、73年のソロ5作目、ジョン＆ビヴァリーの2作を数えると通算7作目の「インサイド・アウト」。
実験色を強めてジャズっぽい展開も見せる快作です。
ペンタングルのダニー・トンプソンのウッドベースが素晴らしい味わいを醸し出しています。他にクリス・ウッド、スティーヴ・ウインウッドのトラフィック勢も参加しており、当時の英国におけるこの人の存在の大きさがうかがいしれますね。
8分に及ぶ"Outside In"はジャズ、ロック、サイケの名演。その後75年のレア盤"Live At Leeds"で18分のスペイシーでトリッピーなライヴを聴くことができます。
いわゆる英国フォークとは一線を画す作品ですが、これもまたよし！

英国オリジナル盤。
ピンクリム・ラベルの初期仕様品。







[A]
Fine Lines
Eibhli Ghail Chiuin Ni Chearbhail (Traditional, arranged Martyn)
Ain't No Saint
Outside In
The Glory Of Love (Billy Hill)
[B]
Look In
Beverley
Make No Mistake
Ways To Cry
So Much In Love With You

John Martyn - vocals, guitar
Danny Thompson - bass, double bass
Chris Stewart - bass
Steve Winwood - bass, keyboards
Chris Wood - flute, horns
Remi Kabaka - percussion
Kesh Sathie - tabla
Bobby Keyes - saxophone