*** LP ： UK 1970 / Reflection / REF.L6 ***
■　コンディション　■
B+ / B
ジャケット：繊細なマット仕上げの見開きジャケットです。四隅スレ。下辺軽いスレ、上辺はきれい、背表紙は折れ目にスレ。表裏は薄スレ少々でまずまず。中面はきれいです。
ディスク：レーベルはヒゲがそこそこ出ています。盤面は薄スレが多く出ていますが傷というほどのものはありません。怪し気なところをつまみ聴き試聴しました。バックグラウンドノイズやチリプチは普通に出るものの気になるほどの周回ノイズや凶悪なノイズはありません。神経質に聴くのでなければ良好に鑑賞できると思います。
マトリクスはR8 BA/R7（Aが×で消してあって）B。
パテントNo.入り穴開き内袋付属。

みんな大好きアンドウェラの「ワールズ・エンド」。
前作Andwella's Dream/Love And Poetry (1969)はブリティッシュ・サイケの佳作だし、次作People' S People (1971)はブリティッシュ・スワンプの傑作としてあまりにも有名ということで、いまひとつ影の薄いアルバムですが、両者のいいとこ取りとも言える快作です。
ちょうど70年発売ということで、60年代的なカオスのブリティッシュ・サウンドと70年代的なシンガーソングライター／スワンプ的なサウンドの中間を行ってます。
デヴィッド・ルイスのソングライターとしての天賦の才、霧に覆い包まれる薄暗いイギリスの風景画のような楽曲群。ホーンやオーケストラを使った曲もあり、楽曲とヴォーカルの陰翳や叙情性をいっそう際立たせ、非常に効果的です。
ザ・バンド丸出し曲から、ミディアム・スローの曲、インスト・ナンバーでの「霧に包まれた」ような雰囲気まで英国そのもの。
英国シンガー・ソングライターものやフォークロックがお好きな方には必需品でしょう。

なかなか出てこないオリジナル英国盤でどうぞ！









A-1. Hold On To Your Mind (3:50)
A-2. Lady Love (4:15)
A-3. Michael Fitzhenry (3:30)
A-4. I’m Just Happy To See You Get Her (2:56)
A-5. Just Hw Long (3:15)
B-1. World’s End Part I (2:54)
B-2. World’s End Part II (2:15)
B-3. Back On The Road (3:25)
B-4. I Got A Woman (2:54)
B-5. Reason To Living (3:10)
B-6. Shadow Of The Night (3:41)

David Lewis ; Guitars, Piano, Flute, Lead Vocal
Nigel Smith ; Bass, Vocals
Dave McDougall ; Piano, Organ, Vocal
Gordon Barton ; Percussion, Drums