*** LP ： USA 1974 / Bar-B-Q / BRBQ 4 ***
■　コンディション　■
B+ / A
ジャケット：四隅スレ。四辺はまずまずですが、上辺開口側5cmほど割れ。正面は右上に小さなシールの剥がし残り、白地のため薄汚れがそこそこ見られます。裏面も薄汚れがそこそこ。全体時わりときれいな印象のA-寄りのしっかりとした良品です。
ディスク：レーベルはヒゲ無し。盤面はごくわずかな使用感のみの美品です。

ボブ・ルーカスの唯一ソロ作「ザ・ダンサー・インサイド・ユー」。
インディアナのマイナー・レーベルBar-B-Qからの傑作。
このアルバムに辿り着いた人はたぶんレーベルつながりの女性アシッド・フォーキーのCaroline Peyton経由が多いと思います。二人が参加したスクリーミング・ジプシー・バンディッツは米国のサイケ／アシッド／プログレ／フォークの名作を残しましたが、これも同レーベルからです。
1972 BRBQ 1 Caroline Peyton / Mock Up
1973 BRBQ 3 The Screaming Gypsy Bandits / In The Eye
1974 BRBQ 4 Bob Lucas / The Dancer Inside You
ちなみにプロデューサー、ミュージシャン、アレンジャー、コンポーザー、レーベル・オーナーでもあるマーク・ビンガムがすべて全面的にからんでいます。
さて本作ですが当然ながら上記3枚と共通のミュージシャンが多く名を連ねています、サウンド的にはもっともオーソドックスなシンガーソングライターものに近いです。
成分構成でいうとフォーキー30%、ドリーミー20%、メロウ20%、サイケ・アシッド20%、プログレ5%、カントリー5%って感じです。
よく伸びる中性的な高音ヴォイスの持ち主で、本作の印象もこの歌声によるところが大きいでしょう。キャロライン・ペイトンの美声が多くの曲で絡んできますがこれがまたとてもよいです。
シンガーソングライターとしても、アシッド・フォークとしてもちょっとヘンなアルバムですがハマったら抜け出せなくなる傑作です。いまだ未CD化だと思います。
オススメ。

もちろんバーベキューのオリジナル盤。
※Caroline Peytonも名作も在庫していますので検索してみてください。



A1 Lavender Lips
A2 The Dancer Inside You
A3 Publicity Stunt
A4 Emotional Clover
B1 When The Storm Is Over
B2 Gypsy Holiday
B3 Spring Peepers
B4 Easily

Bass - Don Beggs, Eric Hochberg
Drums, Congas, Percussion - Rick Lazar
Electric Piano - Peter Bankoff
Guitar - Ken Thomas
Guitar, Vocals - Brenden Harkin
Piano, Vocals - Bill Schwarz
Tenor Saxophone, Soprano Saxophone, Bassoon - Terry Cook
Vocals - Caroline Peyton
Producer - Mark Bingham
Producer, Engineer - Mark Hood