*** LP ： USA 1985 / Blues Unlimited / 5026 ***
■　コンディション　■
A- / A
ジャケット:左右下角薄スレ。四辺はきれいですが背表紙に3mmほどのハゲ。表裏は微スレのみできれい、シワ少々。
ディスク:レーベルはヒゲ無し。盤面はわずかな紙スレ程度の美品です。
歌詞入りオリジナル内袋付属。

サニー・ランドレスの2作目「ウェイ・ダウン・イン・ルイジアナ」。
今でこそ知名度もあるサニーですが、当時はまだルイジアナのローカルなブルース、ザディコ/ケイジャン・シーンを中心に活動しており、一般の音楽ファンにはほぼ無名の存在でした。私自身リチャード・トンプソン参加ということでマイケル・ドーセットの87年作を買ったらえげつないスライドを弾いている奴がいて、慌てて1stとこの2ndを探したのでした。
その後はジョン・ハイアットに抜擢されて徐々に有名になり、強烈なインパクトのあるスライド奏法は独自に編み出した「ビハインド・スライド奏法」と言われたりといったことも知りました。
本作はそんな彼の魅力をを思い切り堪能できる驚異的な大名盤です！
「バイヨー・ブルー」というこのバンドの最大の特徴は、サニーのビハインド・スライド奏法と呼ばれる独特のスライドとメル・メルトンのアコーディオンのように聴こえる秀逸なハープの絡みに尽きるでしょう。メルはメルは曲も提供しヴォーカルもサニーと分け合っております。
一聴して分かる通りルイジアナの香りたなびく特異なザディコ・サウンドが素晴らしいです。サニーもミュージシャンとして脂が乗り切る直前ということで、全編エレキのスライド・プレイにも様々なアイデアが試行されています。エリック・クラプトンが脱帽したという逸話も納得ですね。
ジョン・メイオールやネヴィル・ブラザースらがカヴァーして今やニュー・オリンズ・クラシックとなりつつあるA-5「コンゴ・スクエア」を始めオリジナル曲のクオリティーも半端なく高いです。
ルーツ系がお好きな方なら必聴、必携でしょう。

レアなブルース・アンリミテッドのオリジナル盤。美品です。









A-1. I Yi Yi Cliffton Chenier
A-2. Sugar Cane Sonny Landreth
A-3. I Had A Dream Mel Melton
A-4. Without My Baby Mel Melton
A-5. Congo Square Sonny Landreth
B-1. Checking Up On My Baby Sonny Boy WilliamsonII
B-2. The Parish Line Sonny Landreth
B-3. Little Linda Mel Melton
B-4. If I Ever Get Lucky Cliffton Chenier
B-5. Everybody's Breakin' Everybody's Heart Sonny Landreth

Sonny Landreth ; vocals, guitars
Mel Melton ; vocals, harmonicas
Dave Ranson ; bass
Mike Binet ; drums