*** LP ： USA 1970 / Decca / DL 75217 ***
■　コンディション　■
B+ / A-
ジャケット：四隅スレ。上下辺スレちらほら。背表紙中央部少しハゲ。表裏はおおむねきれいですが、正面上辺沿いに米粒ほどの破れ2箇所、裏面左下に小さな破れ、右下にシール。
ディスク：レーベルはヒゲ無し。盤面に米盤らしい粗さが見られるものの、紙スレ程度の美品です。ざっと全編試聴しました。軽いチリプチやわずかなプツ音程度。静かなパートでもまずまず良好に鑑賞できます。実際の音源でご確認ください。
米国DECCAのカンパニー内袋付属。

ダンドー・シャフトのデビュー作「アン・イヴニング・ウィズ」。
英国フォーク・シーンの中で確固たる位置を占め、独特の個性で存在感を示していたマーティン・ジェンキンスが率いる名バンドです。
様々なアコースティック楽器を操り、インクレディブル・ストリング・バンドにも通じる無国籍感やアシッド風味と米国フォーク的な温かみを見事に融合させて、彼ら独自の唯一無二の世界を創出しています。
アコレイド的なクールな感覚もあります。AccoladeのGordon Giltrapのような超絶テクニックを披露するわけではないのですが、演奏力、アレンジ力も相当なもの。特別なことは何もやっていないのに、一度聴いたら忘れられないこの独特の世界は実に不思議な感覚をもたらしてくれます。
可憐なポリー・ボルトン嬢が参加する2nd以降は華やかな味が加味されて、それはそれで素晴らしいですが、この1stの禁欲的ともいえるモノクロームな世界は、英国フォーク史上に燦然と輝く金字塔を打ち立てたと言ってもいいと思います。
英国フォークに興味がある人にはマスト作と断言したい傑作！

米国盤。コンディションも悪くないので激オススメです。

試聴曲は現品からの取り込み音源です。
[A]
Rain (5:11)
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Cold Wind (4:18)
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September Wine (3:42)
Cat Song (2:36)
[B]
In the Country (6:54)
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Drops of Brandy (2:30)
End of the Game (3:32)
　 Direct Link
Lazily, Slowly (3:12)

Roger Bullen Bass
Dave Cooper Guitar, Vocals
Kevin Dempsey Bass, Guitar, Vocals
Martin Jenkins Mandolin, Violin, Vocals
Ted Kay Percussion