*** LP ： UK 1972 / Bell / BELLS 208 ***
■　コンディション　■
B+ / A-
ジャケット：細かな絹目加工の繊細なぺらジャケです。四隅スレ。上下辺スレ。主に周辺部に小シワ。正面上下にスレ、開口部中央辺りに1cmほどの小さな破れ。裏面上下にスレ。全体にまずまずの良品です。
ディスク：レーベルはヒゲが少々。盤面はわずかな紙スレ程度の美品です。全編試聴しました。軽微なチリプチと散発的なプツ音が少々。全編良好に鑑賞できます。実際の音源を参考にしてください。
マトリクスはA-1U/B-1U。
パテントNo.入り内袋付属。

ブラウンズ・ホーム・ブリューの72年ファースト・アルバム。
いわずと知れた英国Bellにひっそりと残る秘宝アイテムです。
74年の2nd"Together"が英国スワンプの名盤としてあまりにも有名ですが、この1stは激レアのためか一部の好事家のみがその素晴らしさを独占してきた感がありますね。
リーダーのジョー・ブラウンは50年代末から活動するシンガー／ギタリストで60年代には多くのアルバムを残し、英国ではけっこうな有名人。そんな彼が奥さんのヴィッキとともに結成したのがブラウンズ・ホーム・ブリューでこれがデビュー作です。
で、これがいかにも英国らしい陰影とほの暗い熱気に満ちた名作なのです。
とても特異で個性的なサウンドを聴かせてくれますが、特に重低音が妙にかっこいいのです。メンバーには「ベース・ギター」奏者と「ベース・フィドル」奏者がいて、多くの曲でファンキーなエレクトリックベースと弓弾きウッドベースの重層的なからみが聴かれます。裏面の写真でもわかりますよね。これが全体の印象にも効いています。2ndとの比較でいうと本作はヘビーでダークな英国スワンプ、2ndは明るめでヴィッキがより全面に出た米国スワンプって感じでしょうか。
オールドタイミーでドリーミーな曲、デラニー＆ボニーばりの王道スワンプ、カントリー・チューンなどを織り交ぜながら、重厚な英国風スワンプを聴かせる傑作。唯一無二の音を響かせる名盤です。
激レアなのが難点ですが、これはどうにもなりません。

英国オリジナル盤。盤は美品です。

試聴曲は現品からの取り込み音源です。
A1 Billy Come Down
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A2 Home Brew
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A3 I Wrote A Song
A4 Poor John
A5 Marching Season
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B1 Hossannah
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B2 Big Lucy
B3 Work Song
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B4 Mumbles
B5 Rabbit Man
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Joe Brown: guitar, Fiddle, vocal lead, Mandolin, Mouth Harp
Vicki Brown: vocals
Dave Hynes: drums, vocals
Jeff Peters: bass guitar
Pete Oakman: vocals, bass fiddle
Ray Mynott: vocals, lead guitar, slide guitar, banjo

A Cook - Greenaway Production
Whith thanks to Roger Cook, Roger Dean and Tony Newman
Engineered by Alan Harris
A1 Engineered by Bill Price
Sleeve Design Dave Hynes - Illustration & artwork CCS