*** LP ： UK / Trailer / LER 2086 ***
■　コンディション　■
B+ / B+
ジャケット：経年の薄シミ、薄汚れ。
ディスク：レーベルはヒゲがそこそこ。盤面は薄スレ少々。つまみ聴き試聴しました。軽いチリプチは少し出ますがまずまず良好に鑑賞できると思います。
内袋は新しい穴開きタイプが付属。元々もカスタムの専用内袋ではありません。

ボーイズ・オブ・ザ・ラフ73年のデビュー作です。
このファースト・アルバムはちょっと特別でディック・ゴーハンが参加しているのですね。プロデューサーは勿論ビル・リーダー。
創設期のメンバーは、シェットランド島出身が1人、アイルランド出身が2人、スコットランド出身が1人という構成。もちろんスコットランドはディック・ゴーハンですが本作のみで脱退したため鉄壁の布陣は本作しかありません。
バンドのメンバーは60年代後半にエジンバラのパブで知合って数多くのセッションを重ねてきたそうなので、デビュー作とはいえ息はピッタリ合っており完成度は尋常じゃなく高いです。アルバム全編にケルトの極上の香りが漂っています。
内容はジグやリールなど地元のパブで奏でられるダンス音楽と歌モノが半々で、トラッド初心者にもとっつきやすいものになっています。全編で心地好いフルートやホイッスルが飛翔しているのもいい感じ。
歌入りで鳥肌ものなのはやはりディック・ゴーハンの2曲でしょうか。A4"Farewell to Whisky"とB3"Andrew Lammie"で両曲ともフルートやホイッスルがゴーハンのヴォーカルと一体化していて素晴らしい出来栄えです。
トラッド好きなら絶対の必携盤！

英国オリジナルTrailer盤。黄色ラベルの2版。
※赤ラベル初期プレス品美品も在庫していますので検索してみてください。



A-1.The Boys of the Lough / Slanty Gart reels
A-2.In Praise of John Magee
A-3.Wedding March from Unst / The Bride's a Bonny Thing / Sleep Soond i' da Moarnin'
A-4.Farewell to Whisky
A-5.Old Joe's Jig / Last Night's Joy / The Granny in the Corner
A-6.The Old Oak Tree
B-1.Caoineadh Eoghain Rua / The Nine Points of Roguery
B-2.Docherty's Reel / Flowing Tide hornpipe
B-3.Andrew Lammie (Roud 98; Child 233)
B-4.Sheebeg and Sheemore / The Boy in the Gap / McMahon's Reel
B-5.Jackson and Jane
B-6.The Shaalds of Foulla (The Fields of Foulla) / Garster's Dream / The Brig

Aly Bain (Shetland), fiddle
Dick Gaughan (Scotland), vocals [A-4, B-3], guitar
Cathal McConnell (Ireland), vocals [A-2], flute
Robin Morton (Northern Ireland), vocals [A-2, A-6, B-5], bodhr?n, concertina