*** LP ： USA 1968 / Tetragrammaton / T-117 ***
■　コンディション　■
A- / B
ジャケット：上辺沿いと背表紙沿いに経年のシミ。そのためややB+寄りながら、これ以外は四隅四辺もぴんとしており、しっかりとした良品です。
ディスク：レーベルはヒゲ無し。盤面は米盤らしい粗さが見られるものの軽い使用感のみ。ざっと聴き流しました。見た目に反してバックグラウンドノイズ、チリプチ多め大きめ。ところどころでプツ音。特にA1終了間際から曲間の周回ぎみノイズとA6の初めと終わりが目立ちます。コンディションいまいちですが贅沢言わなければ普通に鑑賞できるレベルと思います。実際の音源を参考にしてください。

エリス・ワインバーグ（エリーゼ・ヴァインベルク）の68年唯一作「エリス」。
カナダ出身の女性シンガーソングライターが残したサイケ／アシッド・フォークの大傑作です。
初めてこのレコードを知った時はジャケットの印象から初期のジョニ・ミッチェルを想像したのですが、なんとこの人はカナダはトロントの出身でニール・ヤングやジョニ・ミッチェルとは同郷の友人なんだそうだ！
ジャケットの印象から受けたとおり、音楽性は違うものの初期のジョニ・ミッチェルと同時代の共通する空気感が漂っています。そんなことからアシッド好きだけにとどまらず一般の女性シンガー・ソングライターファンにもおすすめできる逸品です。ただし演奏が思い切りヨレており、ヴォーカルも明らかに素面ではない部分が多々あります。マイナーなサイケ／アシッド・フォークのファンにはたまらないこのあたりがツボにはまれば一生物になるでしょう。
それとジョニとの決定的な違いは声質で、エリースはしわがれ声・・・ですが気張っていないので聴いていて疲れることはありません。
演奏はアコースティック・ギターをメインに、エレクトリック楽器、シタールやタブラ、ストリングスや効果音を織り交ぜたしっかりしたものです。楽曲はミディアム・テンポのオリジナルが中心の中、バート・ヤンシュをカヴァーしているのが目を引きます。
今世紀に入ってから人気爆上げとなったアルバムです。手が届くうちにどうぞ！
（ちなみに未発売に終わった幻の2ndが2015年にリリースされましたが、これがまた最高によいです）
強力大推薦盤！

米国オリジナル盤。コンディションいまいちにつき特価です。

試聴曲は現品からの取り込み音源です。
A1 Band Of Thieves
　Written-By Elyse
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A2 Deed I Do
　Written-By Bert Jansch
A3 Iron Works
　Written-By Elyse*, Maureen*
A4 Spirit Of The Letter
　Written-By Elyse*
A5 Here In My Heart (Underneath The Spreading Chestnut Tree)
　Written-By Elyse*
A6 Last Ditch Protocol
　Written-By Cynthia Friedland, Elyse*
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B1 Sweet Pounding Rhythm
　Written-By Elyse
　 Direct Link
B2 Meet Me At The Station
　Written-By Elyse*
B3 Simpleminded Harlequin
　Written-By Elyse*
B4 Painted Raven
　Written-By Elyse*
B5 Mortuary Bound
　Written-By Elyse*, Maureen
　 Direct Link
B6 If Death Don't Overtake Me
　Written-By Elyse
　 Direct Link

Guitar [Six String], Twelve-String Guitar, Vocals Elyse J. Weinberg*
Performer [Basic Tracks] The Band Of Thieves
Jew's Harp [Mouth & Haurp], Artwork By [Printing] Brent (16)
Sitar, Tabla Colin Walcott*
Spoons, Illustration [Drawing] Maureen*
Arranged By Don Gallucci, Jeremy Stewart
Mastered By DT*
Producer Gene Shiveley