*** LP ： USA / 99 (72) / Subliminal Sounds / SUBLP-14 ***
■　コンディション　■
A / A
純白のジャケットですが焼けや染み、角打ち、抜けなどはなく、中古としては申し分のないコンディションです。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。
二つ折りの歌詞コードを付属しています。

オリジナルは1000ドルを越えることで知られる、D.R. Hookerによる本作は、70年代自主制作サイケを代表する名盤です。
ホークウインド（Hawkwind）も真っ青なほどの吹き荒れるフィードバックノイズ……とばかり喧伝されますが、それはA-1「The Sea」のインパクトに飲み込まれてしまっているからでしょう。
シンセサイザーや管楽器、エフェクトを多用した浮遊感の漂うサウンドが全編を支配していることは間違いありませんが、シンセやエフェクトも大仰なものではなく「手造り」な質感を持った、いい意味での自主制作的な雰囲気でいっぱいです。
楽曲もソフト・ナンバーからへヴィ・チューンまでバランスよく、繊細でドリーミーな「ゆらぎ」にというのか浮遊感に満ちた夢心地のサウンドです。
ソングライティングから演奏、アレンジまでアルバムとしての完成度も高く、大所帯のバンドによるシンセサイザーや管楽器、エフェクトを多用した多彩なアレンジが印象的で、神経症一歩手前の繊細さと確信犯的猪突性をあわせもったアルバムです。
実に凝ったアルバムなのですが、さすがは自主制作の鬼畜盤だけあって、全体的に篭もったサウンドがとっても素敵です。
【収録曲】
A-1. The Sea
A-2. Fall In Love
A-3. A Stranger’s Smile
A-4. Weather Girl
A-5. This Thing
B-1. Forge Your Own Chains
B-2. I’m Leaving You
B-3. The Trust
B-4. The Bible
B-5. Falling Asleep
【参加ミュージシャン】
Lead Guitar ; D. R. Hooker, (Vincent de Paul Linus Pasternak on Weather Girl)
Rythum Guitar ; D. R. Hooker
Bass ; George Sheck
Organ and Piano ; Nick Oliva
Dobro ; Tom Kobela
Synthesizer and Special Assistance ; Rich Sanders
Horn Arrangement and Electric Piano ; Art Ryerson
Background Vocals ; D. R. Hooker, Dave Mason, Buddy Santori, Art Ryerson
Drums ; Haywood Sheck
Percussion and Vibes ; Ken Lovelett