*** LP ： USA / 69 / Heritage / HTS-35005 ***
■　コンディション　■
A- / A
DH ; ジャケット右上に直径1cmほどのドリルホールがあります。
RW ; ジャケット表裏に極々薄いリングウエアがあります。
内ジャケットに薄い染みが浮いているので「A-」の評価ですが、非コーティングの本作は見かけてもリングウエアや過度の角打ち、割れがあるものが多く、これは上記以外に目立ったダメージはなく、これ以上のコンディションのものを探すとなるとかなり困難でしょう。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。

ユーフォリアの69年唯一作。
昔から色々なユーフォリアがあるわけですが、本作はパチェコ＆アレキサンダーとロジャー＆ウェンディ（バミューダ・トライアングル）の二組のカップルからなるグループでシンガー・ソングライター・ファンやサイケ・ファンにはまさしく原点なアルバムと言えるでしょう。いかにも60年代末期的な男女混声ハーモニーが美しいソフト・サイケの大傑作です。
大半の曲はトム・パチェコが書いていて大昔から才能豊かだったのがわかります。サウンド面ではオートハープをエレクトリック化したパイオニアとして名を残すロジャー・ペニーの存在が大きいですね。
演奏の骨格はこの4人によるシンプルなものながら、そこにリズム・セクションやストリングスを配してエコーのかかったコーラスが幽玄な雰囲気を醸し出しています。まさしくフラワー・サイケの理想郷です！
パチェコ＆アレキサンダーやロジャー＆ウェンディ（バミューダ・トライアングル）の、アニアなら必携です。

米国オリジナル盤。



A-1 There Is Now 4:16
A-2 What A Day 2:08
A-3 Seldom Seen Slim 4:26
A-4 Sun And Shadow 2:22
A-5 Sitting In A Rockin’ Chair (Batler) 3:33
B-1 Ride The Magic Carpet (Barkan/Adams) 2:51
B-2 You Must Forget 3:37
B-3 Tucson 3:02
B-4 Calm Down 2:25
B-5 Sleep 2:24
B-6 Walkin’ Thru’ The City 2:00
All selections composed by Tom Pacheco except A-5 & B-1

Rger Penney ; electric autoharp
Wendy Penney ; Bass
Tom Pacheco ; Acoustic Guitar
Sharon Alexander

Producer – Jerry Ross
Arranged By, Conductor – Joe Renzetti
Art Direction, Photography By – Sid Maurer
Engineer [Recording] – Tory Brainard