*** LP ： Italy / 89 / Hablabel / HBL 20102 ***
■　コンディション　■
A / A
ジャケットには汚れや抜けなどのダメージはなく、中古としては申し分のないコンディションです。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。

89年にイタリアのみで発売されたイースト・オブ・エデンの発掘ライブ・アルバムです。
録音日時と場所のクレジットがないのですが、メンバーのクレジットが正しければ1stのメンバーなのですが名盤の2ndの収録曲を演奏しており、非常に貴重なライブということになります。
このレーベルはトゥリーズの超弩級の名盤である2作目からメンバーが3人交代した編成での貴重な発掘ライブも出しています。
さて、イースト・オブ・エデンは英国サセックス州ブライトン出身のグループです。
非常にユニークなバンドで、オリエンタルなアジア民族音楽、ジャズ、ブルース、ロック、フォークにサイケデリックに融合したユニーク演奏を、重たいリズムの上にヴァイオリン、サックス、フルートが大胆に飛翔する唯一無二の個性を発揮しています。
A-1「Xhorkham」は2ndの収録のオリエンタルな呪術的リズムの曲で、ジェイミー・ミューアー参加時のキング・クリムゾンを先取りしたようなブルージーでヘヴィなインプロビゼーションを繰り広げています。
A-2「Crazy Daddy」は3rd収録になる曲なのか……曲名が似ているが3rdが手元にないため確認できませんが、裸のラリーズを思わせるリズム・セクションの上をギターとヴァイオリンが絡みまくるジャズ・ロックです。
B-1「Nymphenburger」はやはり2ndの収録の曲で、本作収録の4曲の中で一番プログレ的な曲ですが、ギターとヴァイオリンのインプロビゼーションが熱いです。
注目はB-2「Irish Theme」でして、まるで絶頂期のフェアポート・コンヴェンションのようにギターとヴァイオリンにサックスまで絡むバトルをドタバタとしたリズムが煽りまくる、やりたい放題の快演です。
【収録曲】
A-1. Xhorkham 16:40
A-2. Crazy Daddy 7:56
B-1. Nymphenburger 9:28
B-2. Irish Theme (Traditional) 8:42
【参加メンバー】
Dave Arbus ; Electric Violin, Flute
Ron Caines ; Saxes
Geoff Nicholson ; Guitars, Vocal
Steve York ; Bass
Dave Dufont ; Drums, Percussion