*** 2LP ： Australia / 79 / Phoenix / 44781 (2LP) ***
■　コンディション　■
A- / A
RW ; 裏ジャケット上部に気にならない程度のリングウエアがあります。
四角に軽い角打ちがあり、それぞれ軽い皺が寄っています。
2枚組みですが、シングル・ジャケットです。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。

デビュー前の71年、デビュー直後の72年、そしてジャクソン・ブラウンのファンには有名な75年のライブを収録した強力なアルバムです。
79年のオーストラリア盤で堂々とクレジットがあり、イタリアも真っ青なくらい権利関係のゆるいオーストラリアですので、当時同国ではオフィシャルとして発売されていたのかしら？
A面B面の71年のライブは、まだデビュー前のギターとピアノの弾き語りによりFM音源です。
デビュー前からジャクソン・ブラウンのソング・ライティングの能力の高さは知られていましたが、1stに収録される曲をリラックスした演奏で疲労しています。
C面は75年の超有名なライブからの抜粋（「Jackson Browne / Pipeline (2LP)」にその全貌が収められています）で、デヴィッド・リンドレーとのデュオのライブで、FM音源なので音質もばっちりです。
最大の注目は当時プロデュースに当たっていた再デビュー直前の旧友ウォーレン・ジヴォンの曲を「Mohammed’s Radio」「Werewolves Of London」の2曲を取り上げているところが最大の注目点です。
D面の72年は日時が不明なのですが、デビュー直後のライヴと推測され、バンドでの演奏です。
面白いのはデビュー後でバンド演奏なのに、デビュー前の弾き語りライブのA面B面よりもはるかに頼りげないところですね（実際ジャクソンは『Late For The Sky』あたりまでは自分のパフォーマンスに自信がなかったそうです）。
本作の中で唯一のオーディエンス録音で、少々籠り気味なのでブートに馴れていない方にはちょっときついかもしれませんが、72年の東海岸ということを考えれば上々の部類に入ります。
初期のライブ音源を発表していないジャクソン・ブラウンの貴重極まりないライブ集です。
【収録曲や録音日時など】
Side A, B、1971/03/27、ニューヨーク州シラキュース（Live At Jobberwocky Club Syracuse University, NY 03/27/71）
Sound Quality = Very Good+、Source = FM Broadcast
A-1. Take It Easy
A-2. Jesus In 3/4 Time
A-3. For Everyman
A-4. Rock me On The Water
A-5. Jamaica Say You Will
A-6. Song For Adam
B-1. These Days
B-2. Redneck Friend
B-3. Sweet Little Sixteen
B-4. My Opening Farewell
B-5. Holiday Inn
B-6. Looking Into You
Side C、1975/09/07、ペンシルバニア州ブリンマアー（Live At The Main Point, Bryn Mawr, PA 09/07/75）
Sound Quality = Very Good+、Source = FM Broadcast
C-1. Mohammed's Radio
C-2. Cocaine
C-3. You Just Want Meat
C-4. Werewolves Of London
C-5. Long Distance Love
Side D、1972、ニューヨーク州ニューヨーク（Live In New York, NY '72）
Sound Quality = Very Good、Source = Audience Recording
D-1. Take It Easy
D-2. Rock Me On The Water
D-3. Song For Adam
D-4. My Opening Farewell
D-5. For Everyman
D-6. Redneck Friend