*** LP ： USA / ?? (69) / Capitol / SKAO-363 ***
■　コンディション　■
A / A
ジャケットはリングウエアや抜けなどのダメージの一切ない、中古としては申し分のないコンディションです。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。

「ドラッグでの高揚感・陶酔状態」という意味のユーフォリア（Euphoria）を名乗ったバンドは数多いのですが最も有名なのが、この名盤「A Gift from Euphoria」を残したテキサス出身のフォーク、カントリー・ロックと実験的コラージュ・サウンドを融合させたユーフォリアでしょう。
ヴォーカル担当のW.D. Lincolnとギター担当のH.W. Wattの男性デュオで、本作が唯一のアルバムになります。
彼等はテキサス出身で、本作録音前にも13th Floor Elevatorsとも交流があってしばしばセッションも行なっていた実力派で、デビュー前から業界での評価は高かったそうです。
オペラの序曲のようなストリングスが響いたかと思えば、バーズ風のフォーク・ロックやカントリー・ナンバーが登場したり、ファズ・ギターが鳴り響く楽曲などを、過剰とも思える曲様々なコラージュで繋がれた不思議なサウンドなのですが、聴いているうちにジワジワと効いてきます。
レコード会社が大いに期待して金かけて作ったのに、出来上がったものがあまりにブッ飛んでいたためにまったく売れなかったというのも納得です。
演奏面ではアコースティックから激ファズまで縦横無尽のギター・プレイが素晴らしいです。
アメリカらしい骨太なサウンドとドリーミーな世界観が同居した極上の一枚で、サイケデリック・リスナーが求める要素のほとんどを含んでいる傑作です。
【収録曲】
A-1 Lisa 3:53
A-2 The Stone River Hill Song 2:28
A-3 Did You Get The Letter 5:14
A-4 Through A Window 2:46
A-5 Young Miss Pflugg 2:53
A-6 Lady Bedford 3:03
A-7 Suicide On The Hillside Sunday Morning After Tea 1:28
B-1 Sweet Fanny Adams 4:21
B-2 I'll Be Home To You 2:02
B-3 Sunshine Woman 2:59
B-4 Hollyville Train 3:03
B-5 Docker's Son 2:47
B-6 Something For The Milkman 0:54
B-7 Too Young To Know 0:48
B-8 World 3:08
【クレジット】
William Lincoln ; Composer, Group Member, Producer
Hamilton Wesley Watt ; Composer, Group Member, Producer