*** LP ： UK / 77 / Harvest / SHSP 4073 ***
■　コンディション　■
A- / A
SPSE ; ジャケットの底が10cmほど割れていますが、きれいに割れているのでジャケット表裏へのダメージはありません。
盤面にはひげや気になる擦れはなく、中古としは申し分のないコンディションです。
マトリクスは【A-1 // B-2】。
PATENT NO.入り白インナーバッグ付属（破れはありませんが、2cm×8cmの範囲内のスタンプが押してあります）。

アシュレイ・ハッチングが77年に発表したダンス・アルバムは、参加者10人のうちコンサーティナなどの蛇腹奏者が4人参加の異色作です。
蛇腹楽器に焦点を当てるということだけでも、アシュレイ・ハッチングスがいかにトラッドに入れ込んでいたのかが窺い知れますね。
日本で蛇腹奏者といえばジョン・カークパトリック1人に注目が集ってしまいますが、さすがはアシュレイ・ハッチングが招集したメンバーで、ジョン・タムスらの名前はトラッド作品でよく見かけます。
そんな多彩な蛇腹奏者が入れ換わり立ち変りアシュレイ・ハッチングをサポートするというのか、アシュレイ・ハッチングが各蛇腹奏者を支えています。
演奏しているのは全曲トラッドなのですが、アシュレイにしては珍しく、スコットランドやデンマークの曲も混じっているようです。
B-1「Double Quadrille (Danish Double Quadrille / Old Comrades' March)」など、日本でも聴き慣れたお馴染みのメロディーも飛び出してきますよ。
因みに、ギターのグレイム・テイラーは古楽フォークの雄グリフォンのメンバーでしたね。
異色のトラッド・ダンス・アルバム。
大推薦です。
【参加ミュージシャン】
Bob Cann, melodeon, calling
Jimmy Cooper, hammered dulcimer
John Tams, melodeon, mouth organ
Terry Potter, mouth organ
Michael Hebbert, duet concertina, synthesizer
Peter Bullock, clarinet, baritone saxophone, piano, synthesizer
John Rodd, Anglo concertina
Graeme Taylor, electric and acoustic guitars
Ashley Hutchings, electric bass guitar
Michael Gregory, drums, tambourine
【収録曲】
A-1. La Russe (La Russe / Cadum Woods / Blueball Polka) (4.25)
A-2.Buttered Peas (3.50)
A-3. Hullichan Jig (2.25)
A-4. Waves of Joy (I'm Noo Awa' Tae Bide Awa' / Rosin the Bow / The Minstrel Boy) (4.12)
A-5. Heel-and-Toe Polka (The Belfast Polka) (2.40)
A-6. Tavern in the Town (2.48)
B-1. Double Quadrille (Danish Double Quadrille / Old Comrades' March) (6.15)
B-2. Jumping Joan (The Rogue's March) (3.12)
B-3. Dorset Four-Hand Reel (2.33)
B-4. Hornpipes (Broken Hornpipe / Rickett's Hornpipe) (5.22)
B-5. Reels (Speed the Plough / Dave Knick-Knack / Far From Home) (3.18)
B-6. Cumberland Square Eight (Cock o'the North / My Love She's But a Lassie Yet) (3.23)