*** LP ： UK 1987 / Gypsy / GYP001 ***
■　コンディション　■
A- / A
ジャケット:薄いニス加工のジャケットです。四隅軽い擦れ。エッジ部分に少しシワ。しっかりとした良品です。
ディスク:ヒゲ無し。紙擦れ程度の美品。
マトリクスはA1/B1。

オライオンの「ジャック・オライオン」。【ラビリンス：7079】
Dee JarlettとMartin Hansteadというブリストルの男女デュオが残した英国自主制作フォークの名作です。
87年作ながら80年代臭は皆無で、初めて聴いた人は誰もが70年代の音と思うことでしょう。
曲はトラッドとオリジナルがほぼ半々の構成です。デュオとは言ってもヴォーカルはすべてDee嬢で、ちょっとけだるい雰囲気のかわいらしい声がとてもよく、フィメールフォーク・ファンには強力にオススメできるものです。
演奏はすべてこの二人のみでこなしており、マーティン氏は本職はフィドルのようでほぼ全編でもの哀しく鳴り響く表情豊かなフィドルの音がこの作品を特徴づけています。ギターとフィドルの絡みがちょっとミスティックな表情を見せたりして、このあたりがアシッドフォーク・ファンにも人気のあるアルバムです。
なかにはジャジーな曲調のものもありますが、全体がダークな色調で彩られた美しい作品。
大推薦です！！

製造はフランスですが、フランスでは発売されていないと思いますのでUK盤ということにしてあります。

A1 Jack Orion
A2 Rosie Anne
A3 Past Caring
A4 Fisherman's Wife
A5 In The Autumn
A6 Salisbury Plain
B1 Molly
B2 Led By The Fool
B3 The Tower
B4 Moonshine
B5 Death And The Lady