*** LP ： UK 1969 / Harvest / SHVL 763 ***
■　コンディション　■
B+ / B+ / DJ
ジャケット:表側のみラミネート・コーティングされたタイプ。ラミネートはくすみ／薄汚れがちらほら。背表紙上下角擦れ。背表紙にぽつぽつとラミネートのはがれ。非コーティングの中面はきれいです。全体に使用感は漂いますが、まずまずの良品です。
ディスク:レーベルにプロモシール。ヒゲがそこそこ出ています。盤面自体も薄擦れがそこそこ出ています。ざっと試聴しましたが、聴感上はA-レベルで良好でした。
マトリクスはA-1/B-1。
パテントNo.入り白内袋付属。

ケヴィン・エヤーズの1st「ジョイ・オブ・ア・トイ／おもちゃの歓び」。
ソフト・マシーン出身ということもあって「プログレの人」というイメージが強いケヴィンですが、他に類を見ない孤高の境地を切り開いた英国を代表するシンガー・ソングライターといってもよいでしょう。
アルバムはどれも傑作ぞろい。
あざやかなイエローのジャケットがまぶしいこのデビュー作は、まさにタイトル通りにいろいろなおもちゃがぎっしりと詰まったおもちゃ箱のようなアルバムです。
浮遊感あふれるポップでドリーミーな曲、ほの暗いプログレッシヴな展開、フリーキーな演奏、クラシカルなアレンジ、クールでジャジーな演奏、フォーキーな歌・・・。
これで全くとっちらかった印象がないのは実に見事。素晴らしいメロディーを紡ぎだす秀逸な曲作りと存在感あふれるヴォーカルのなせるわざですかね。
この時代どこを見渡しても他には存在しない世界を、デビュー作にして圧倒的な完成度で作り上げてしまった感があります。
ロバート・ワイアット、デヴィッド・ベッドフォード、マイク・ラトリッジ、ヒュー・ホッパーといったつわものぞろいのバック陣を完璧に使い切っています。
強力大推薦盤！

英国オリジナル盤。レーベルにプロモシールの初期プレス、もちろんレーベルはEMIロゴ無しです。
お見逃しなく！！

[A]
"Joy of a Toy Continued" 2:54
"Town Feeling" 4:54
"The Clarietta Rag" 3:20
"Girl on a Swing" 2:49
"Song for Insane Times" 4:00
[B]
"Stop This Train (Again Doing It)" 6:05
"Eleanor's Cake (Which Ate Her)" 2:53
"The Lady Rachel" 5:17
"Oleh Oleh Bandu Bandong" 5:35
"All This Crazy Gift of Time" 3:57

Kevin Ayers / Guitars, Bass and Vocals
Robert Wyatt / Drums
David Bedford / Piano, Mellotron, Arranger
Mike Ratledge / Organ
Hugh Hopper / Bass (1 & 5)
Paul Buckmaster / Cello
Rob Tait / Drums (6 & 9)
Paul Minns / Oboe