*** LP ： ?? / ?? (71) / Inferno / No Number ***
■　コンディション　■
A- / A
RW ; ジャケット表裏の上部にごく薄いリングウエアがあります。
盤面にはひげや気になる擦れはなく、中古としては申し分のないコンディションです。
25年ほど前に少数出回ったリプロです。

ジンハウスの71年の唯一作で、レーベルが「B & C」ということもあり古くから英国マイナーハードのファンにはレアなアルバムとして知られていました。
ニューカッスル出身のハード・ロック・トリオで、印象的でハードなギター・リフに加えてメロトロン、アコースティック・ギターなどを織り込んだプログレッシヴな感性に加えて、アシッド風味も感じさせるアルバムです。
冒頭のA-1「Tyne God」からしてキンクリの『宮殿』のようなミクスチャー度の高い演奏で、つんのめり気味に走るリズムと切れ味鋭いギターが心地好いです。
本作が話題になる際に話題になるビートルズの有名曲B-1「And I Love Her」の好き放題な演奏も、痛快痛快！
キング・クリムゾン、ディープ・パープル、ブラック・サバス、更にステイタス・クオーを詰め込んだような、絵に描いたような「超B級ハード・ロック」としか言いようがないな……
クレジットにはないが、気まぐれなフルートが飛翔したり、鍵盤が活躍する曲があったり、唐突なリズム・チェンジが過剰な曲があったりと、飽きることなくいっきに聴かせてくれます。
ギターとヴォーカルのジェフ・シャーキーは72年にやはりB級ハードの人気バンドのサミー（Sammy）を結成、ドラマーのデヴィッド・ホワイテイカーは捻くれた英国ポップ・ロックの代表格でもあるケストレル（Kestrel）に参加するのも納得で、「やりたいことを全部やっちゃった」爽快感があるアルバムで、そんな感じのズレタ英国ロックを「ガハハ」と笑って聴ける人には大推薦です。
アタシャ、大好き*^^*……無人島盤にはならないけどね(^^v
【収録曲】
A-1 Tyne God (5:19)
A-2 I Cannot Understand (4:11)
A-3 The Journey (5:40)
A-4 Portrait Picture (5:35)
A-5 Fair Stood The Wind (2:43)
B-1 And I Love Her (3:05)
B-2 Life (4:22)
B-3 The Morning After (5:07)
B-4 The Horse (3:25)
B-5) Sun In A Bottle (5:00)
【参加ミュージシャン】
Geoff Sharkey ; Guitar, Vocals
Stewart Burlison ; Bass, Vocals
David Whitaker ; Drums