*** LP ： UK 1977 / Topic / 12TS329 ***
■　コンディション　■
A- / A
ジャケット:うっすらとニスコーティングされたジャケット。四隅軽い擦れ。裏面に極細のひっかき傷が数本。シワ、微細な擦れが少々。
ディスク:微細なヒゲがほんの少し。盤面はほとんど使用感のない美品。
マトリクスはA-1A/B-1A。
パテントNo.入り穴開きポリ内貼り内袋付属。

クリス・フォスターのデビュー作「レイヤーズ」。
自身のギターの他はニック・ジョーンズのフィドルのみによるトラッド作品です。
この人はもう1枚ラビリンス（3101）で取り上げられている2nd"All Things In Common"がありますが、これだけしかないんじゃないかなぁ。他に見たことはありません。
で、本作ですが男性トラッド作品としては最上級の素晴らしいできばえであります。
ひとことで言ってニック・ジョーンズですわ。
私はニック・ジョーンズのアルバムをすべて聴き終えた時期に本作に出会って死ぬほど聴き狂いました。
そのニック・ジョーンズがフィドルで参加していますが、これがまた最高によい味わいをかもしだしています。彼は単なるゲスト参加以上に本作に深く関わっていたんじゃないかな？
ヴォーカル、ギターともにものすごい存在感で最高のパフォーマンスを見せてくれますよ。トラッド好きなら1曲目が流れてきた時点で即死だと思います。
というわけでトラッドファンのみならず英国フォークファンの方にはぜひとも聴いていただきたい名作です。
June Taborが紹介分を寄せています。
超強力推薦盤！
特にニック・ジョーンズファンの方は必需品です。

01. The ranger
02. The coast of Peru
03. Worcester City
04. Glastonbury Town
05. Lady Maisry
06. Jack the sailor
07. The golden glove
08. When a man’s in love
09. The Buxom lass
10. The flower of serving man
11. The banks of Newfoundland

Chris Foster: vocals, guitar
Nic Jones: fiddle