*** LP ： USA 1974 / Chrysalis / CHR 1095 ***
■　コンディション　■
B+ / A-
ジャケット：四隅スレ、背表紙上下角は小さく地肌露出。下辺スレ、上辺と背表紙はきれいです。正面はプロモシール、薄スレ。裏面は下辺沿いに小さな糊剥がれがありますがきれいです。全体にA-寄りの良品です。
ディスク：レーベルは微細なヒゲが少々。盤面は薄スレちらほらの良品です。
レーベルにプロモ表記。

マンダラバンドのデビュー作は、チベット語による大作「曼陀羅組曲」を収録した歴史的名盤！
このアルバムはまず楽曲「曼陀羅組曲」が先にできあがり、世に送り出すためにDavid Rohl（ソングライター＆キーボード）とTony Cresswell（ドラム）がメンバーを集め、デモテープを作り、レコード会社との契約に至りました。
メンバーはほぼ無名ですが、スタジオ・ミュージシャンとして素晴らしいテクニックを持った強者ぞろいのようで、演奏は非常に素晴らしいものです。
特に「曼陀羅組曲」には心を揺さぶるメロディーがぎっしりと詰まっていて、プログレ的構築美が苦手な私も本作の構成にはため息が出るばかりです。
起承転結という物語展開に加え、壮大でシンフォニカル、ポジティブでありながらも柔らかさを兼ね備えた、プログレの枠を超えたドラマティックなサウンド・ワールドが文句なしの完成度で聴き手に迫ってきます。
淡い光と柔らかなボーカル、叙情的なメロディー・ラインをあわせ持ちながら、変拍子のオンパレードで非常に攻撃性のある側面もあり、その両側面我がバランス良く組み込まれている稀有なアルバムです。
B面には小作品が4曲並ぶが、これもそれぞれが素晴らしいもので、心の琴線に触れるサウンドであり、メロディーも実に美しいです。
おススメ！

米国盤。
プロモ盤です。



A-1) Om Mani Padme Hum, Movement One 7:46
A-2) Om Mani Padme Hum, Movement Two 4:34
A-3) Om Mani Padme Hum, Movement Three 3:29
A-4) Om Mani Padme Hum, Movement Four 4:56
B-1) Determination 5:49
B-2) Song for a King 5:19
B-3) Roof of the World 4:30
B-4) Looking In 4:42

John Alcock ; Producer
David Rohl ; Song Writing
Tony Cresswell ; Drums, Timbales, Tubular Bells
David Durant ; Vocals
Vic Emerson ; Organ, Piano, Glockenspiel, Keyboards, Clavinet, Moog Synthesizer, Fender Rhodes, String Arrangements, Clavioline, Choir Arrangement
Ashley Mulford ; Guitar (Acoustic), Guitar (Electric)
John Stimpson ; Guitar (Acoustic), Bass
Trevor Key ; Photography, Cover Design