*** LP ： USA 1980 / Rooster / RSTR 107 ***
■　コンディション　■
B+ / A-
ジャケット：四隅薄スレ。上下辺薄スレ、背表紙はきれい。表裏は薄スレ、薄汚れ。全体にA-寄りのしっかりとした良品です。
ディスク：レーベルはヒゲ無し。盤面はわずかな使用感のみの美品です。B3からB4にかけて白っぽく見える箇所がありますが音への影響はありません。

スティーヴ・マラニーの80年たぶん唯一作「チカディー」。
チカディーというのはジャケットに描かれているシジュウカラのような鳥の名称です。
このレコード、昔から個人的に大好きなのですが、どういう人なのかはまったく知りません。この機会にちょっとWEBで調べてみましたが、どうやらボストン出身らしいというぐらいしかわからず。ルースターはMichael Hurleyや John Herald等をリリースしているヴァーモントのマイナーレーベルなので、まあニューイングランド周辺で活動していた人なのでしょう。
さて内容はと言うと、春の日差しの中で心地よいまどろみをいざなうようなドリーミー・フォークの名作！と断言します。すみからすみまで清澄で明るく、温かい空気に満たされた感覚が素晴らしいです。
ジェシ・コリン・ヤング（Yougbloods）の「サンライト」のカヴァー、トラッドが1曲、それ以外はすべて自作で固めています。さらにアレンジ、プロデュースも自身でやっています。
自身のアコースティック・ギター弾き語りを基本に、たぶん友人たちと思われるピアノ、ダルシマー、ベース、フルート、クラリネット、ハーモニカ、ボンゴ等が付く程度のシンプルな作り。冒頭とラストにインスト（良い出来！）を配した構成もばっちり決まって、完成度はものすごく高いです。
超強力推薦盤。

試聴曲は現品からの取り込み音源です。
A1 Behind On The Woodpile
A2 Sarah's Song, Kapota
A3 Gypsies
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A4 Sunlight (Jesse Colin Young)
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A5 Grizzly Bear (trad)
A6 Children
B1 Spring Is Falling From The Sky
B2 Conversation With Canada
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B3 Take My Word
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※途中音がヨレるところがありますが録音時のミスで盤自体は問題ないです。
B4 Willya Will
B5 Will I Be
B6 Pablo's Piece