*** LP ： USA 1968 / A&M / SP 4158 ***
■　コンディション　■
B / B+
ジャケット：四隅スレ。四辺薄スレ。正面スレ。白地の裏面は経年の薄シミ、薄汚れ。
ディスク：レーベルはヒゲがそこそこ出ています。盤面A面は薄スレちらほらでまずまず。B面はB3からラストにかけてこすったような跡、それとは別にB2終盤からラストにかけて飛び石状の小スレが見られますが、幸いいずれも音への影響はありません。B+評価としましたが聴感上はA-レベルの感じです。
A&Mのカンパニー内袋付属。

ジーン・クラークとバンジョー他のマルチ・ストリング奏者ダグ・ディラードのデュオ、ディラード＆クラークの68年デビュー作「ザ・ファンタスティック・イクスペディション・オブ・ディラード＆クラーク」。
説明不要ですね。
2作目かつラスト作の"Through The Morning Through The Night"と共に初期シンガーソングライター作品の名作。
一般的には初期のカントリー・ロック的な言われ方をしますが、どれだけカントリーやブルー・グラスの意匠を借りてきてもジーン・クラーク流哀愁のフォーク・ロックになっちゃうところがいいんですよね。バーズの「ロデオの恋人」と同時期のリリースですがカントリー・ロックと言っても全然肌合いが違います。
完成度では2ndに譲るかもしれませんが、ジーン・クラーク好きにはあのジーン節が全開でたまりません。
バーニー・リードン、クリス・ヒルマン参加。
このアルバムは欧米での人気がすさまじく、いまやすっかり超有名レア盤になってしまいました。
基本！

米国オリジナル盤初期プレス品。











[A]
Out on the Side (Gene Clark) - 3:49
She Darked the Sun (Clark, Bernie Leadon) - 3:10
Don't Come Rollin' (Clark, Douglas Dillard, Leadon) - 2:54
Train Leaves Here This Morning (Clark, Leadon) - 3:49
[B]
With Care from Someone (Clark, Dillard, Leadon) - 3:49
The Radio Song (Clark, Leadon) - 3:01
Git It on Brother (Lester Flatt) - 2:51
In the Plan (Clark, Dillard, Leadon) - 2:08
Something's Wrong (Clark, Dillard) - 2:57

Gene Clark - guitar, harmonica, vocals
Doug Dillard - banjo, fiddle, guitar
Bernie Leadon - banjo, guitar
David Jackson - double bass
Donald Beck - mandolin, fretted dobro
Andy Belling - electric harpsichord (5,6,8)
Chris Hillman - mandolin (7,9)
Joel Larson - drums (1)

Larry Marks - producer
Dick Bogert - recording engineer
Tom Wilkes - art direction
Guy Webster - photography
Bob Garcia - liner notes