*** LP ： UK 1971 / Village Thing / VTS 9 ***
■　コンディション　■
A- / B+
ジャケット：両面フル・ラミネート・コーティングの最高に美しいジャケットです。ラミネートの表面はくすみが少々見られますが、つやつやできれい。背表紙に沿ってラミネートの浮き。シワが少々。全体に使用感は漂いますが十分に美品です。
ディスク：レーベルはヒゲがそこそこ出ています。盤面は薄スレがけっこう出ており、それなりに聴きこまれたものと思われます。傷というほどのものはありません。ざっと試聴したところ軽いバックグラウンドノイズやチリプチはあるものの、とても良好に鑑賞できると思います。聴感的にはA-という感じ。
マトリクスはA-1U/B-1U。
穴開きビニール内貼り内袋付属。

イアン A. アンダーソンの71年作「ア・ヴァルチャー・イズ・ノット・ア・バード・ユー・キャン・トラスト」。
自らがオーナーであるVillage Thing Recordsからの2作目で通算3作目となるアルバムです。
前作に引き続きHunt & Turner参加の英国アコースティックフォーク基本盤かつマスト盤。
この人も60年代からフォークブルース界で足跡を残してきていますが、ここではフォークブルース的な激渋の曲や、いかにもブリティッシュ・フォークといった繊細極まりない曲の他に、約半数の曲がドラム入りのバンド編成になっています。
このバック付きの曲が傑作ぞろいで、A-1からして最高のフォークロックで完全にノックアウトされてしまいますね。
それにしても、いったいどうしたらこんなに美しいアコースティックギターの音を録音できるのだろう？ほんと、ため息が出るばかり・・・
フォーク・ロック好きには絶対のオススメです。

なかなか出てこなくなった英国ヴィレッジ・シング・オリジナル盤。



[A]
1. One More Chance
2. Black Uncle Remus
3. Policeman's Ball
4. Edges
5. The Survivor
[B]
6. Well... Alright
7. Time Is Ripe
8. Wishing the World Away
9. One Too Many Mornings
10. Number 61

Ian Hunt (guitar)
John Turner (double bass)
Pique Withers (drums)
Peter The Bass (bass guitar)
Kipps Brown (keyboards)
Keith Warmington (harmonica)