*** LP ： UK 1973 / Harvest / SHVL 807 ***
■　コンディション　■
A- / A-
ジャケット:こまかなエンボス加工の施された繊細なジャケットです。四隅微スレ。上辺はきれい、下辺薄スレ、背表紙はちらほらとスレ。表裏とも微スレのみできれい、正面左上に小さなシールの剥がし跡。中面はきれい。全体にきれいな印象で、この繊細なジャケットとしてはとても優秀な美品です。
ディスク:レーベルは微細なヒゲがほんの少し1-2本。盤面は薄スレちらほらの美品です。
マトリクスはSHVL 807 A-3/ SHVL 807 B-3（これが1stプレスです）。
EMIのロゴ入りカンパニー内袋付属。

ケヴィン・エヤーズの4作目「バナナムーア／いとしのバナナ」。
ソフト・マシーン出身ということもあって「プログレの人」というイメージが強いケヴィンですが、他に類を見ない孤高の境地を切り開いた英国を代表するシンガー・ソングライターといってもよいでしょう。
アルバムはどれも傑作ぞろい。
この4作目からケヴィンのバナナ偏執狂が始まります。
この作品はプログレ的イディオムは随所に垣間見えるものの、全編に浮遊感漂うドリーミーポップの大傑作です。
すべてが白日夢のような夢うつつの感覚の中で中で進行していきます。いろいろな音が遠くで鳴っているような感覚。スティーヴ・ヒレッジが弾きまくるギターソロも、美しくもへなちょこなケヴィン流サザンソウル・バラードも、ニコに捧げた大曲も、ロバート・ワイアットとのデュエットも、すべてが夢の中。
こういう世界を構築してみせる才能は本当に半端じゃないなぁってつくづく感じ入ってしまいますね。
文句なしの傑作！
英国シンガーソングライター・ファンには超強力オススメであります。

英国オリジナル初期プレス品。美品です。
※コンディション違いやフランス盤も在庫しておりますので検索してみてください。











[A]
"Let It Get You Down (For Rachel)"
"Shouting in a Bucket Blues" (Ayers)
"When Your Parents Go to Sleep" (Ayers)
"Interview" (Ayers)
"Internotional Anthem" (Ayers)
[B]
"Decadence" (Ayers)
"Oh! Wot A Dream" (Ayers)
"Hymn" (Ayers)
"Beware of the Dog" (Ayers)

Kevin Ayers / Guitar, Vocals
Steve Hillage / Lead Guitar on track 2
Mike Ratledge / Organ on track 4
Robert Wyatt / Harmony Vocal on track 8
Archie Legget / Bass, harmony vocals, lead vocal on track 3
Eddie Sparrow / Drums
David Bedford / Orchestral Arrangement on track 9
Howie Casey / Tenor Saxophone
Dave Caswell / Trumpet
Tristan Fry / Cymbal
Lyle Jenkins / Baritone Saxophone
Ronnie Price / Piano
Barry St. John /Vocals
Liza Strike / Vocals
Doris Troy /Vocals