*** LP ： UK 1970 / Transatlantic / TRA 228 ***
■　コンディション　■
B / B+ / WD
ジャケット：非コーティングの見開きジャケ。レコード封入側が袋状になったユニパックに似た感じの仕様ですが開口部は通常と同じ横に開いています。四隅四辺は微スレのみでまずまず。表裏、中面は薄スレ／薄汚れが少し。また開口部（対面も）5cmほどの幅で下7割ほどに水濡れの形跡があり薄シミ、紙の硬化、縮みが見られます。そのためB評価としましたがウォーターダメージと言うほどではないです。
ディスク：レーベルは微細なヒゲがほんの少し。盤面は細かな微スレがけっこう見られますが極めて表面的なものでA-寄りの良品です。ざっとつまみ聴き試聴しましたが、聴感上はA-レベルで良好に鑑賞できます。
マトリクスはA-1U/B-1U。
パテントNo.入り穴開きポリ内貼り内袋付属。

ペンタングルの4作目にして全曲トラッドで固めた素晴らしい内容の名作「クルーエル・シスター」です。
プロデュースはビル・リーダー！！！
B面全部使った大作アレンジの"ジャック・オライオン"をはじめとして全曲素晴らしいのですが、やはり表題曲の"Cruel Sister"が白眉でしょうか。
嫉妬した姉が妹を殺してしまうおそろしいマーダー・バラッドですが、じんじんと染みてくるジャッキ・マクシーの歌唱が際立っており、ちょっと尋常ではない美しさです。
今までにいったい何度聴いたことか・・・これは是非歌詞を見ながらじっくりと聴いてください。
というわけで英国フォーク好きでこれがダメって人はちょっといないのでは？という傑作です。
基本。

英国オリジナル盤。いまや激レアな袋ジャケット、トランスアトランテックの紫ラベル、Matrix-1の初期盤！
B/B+とはしましたがB+/Aでもいいかなって感じなので激オススメです。
※A-/Aの美品、各国盤、安いのも色々在庫していますので検索してみてください。







[A]
1. "Maid That's Deep In Love" (Traditional, arranged Jansch, Renbourn, Cox) 5:30
2. "When I Was In My Prime" (Traditional) 2:57
3. "Lord Franklin" (Traditional, arranged Jansch, McShee, Renbourn) 3:23
4. "Cruel Sister" (Traditional, arranged Jansch, Renbourn, Cox) 7:03
[B]
1. "Jack Orion" (Traditional, arranged Jansch, Renbourn, Cox) 18:38

Terry Cox drums, percussion, dulcitone, glockenspiel, vocals
Bert Jansch acoustic guitar, appalachian dulcimer, recorder, concertina, vocals
Jacqui McShee vocals
John Renbourn acoustic guitar, electric guitar, sitar, recorder, vocals
Danny Thompson double bass