*** LP ： UK 1970 / Topic / 12TS 217 ***
■　コンディション　■
B+ / A-
ジャケット：非コーティング薄手のジャケット。四隅軽い打痕と薄スレ。四辺はきれい。正面は上下に薄スレ、上部薄シミ／薄汚れ。裏面は薄スレ、薄汚れ少々でまずまず。全体にA-寄りのしっかりとした良品です。
ディスク：レーベルは微細なヒゲがほんの少しあるようなないような感じ。盤面はA5に小傷があってプツ音を5回生じます。凶悪ではありませんが3回ほどは大きめの音です。これ以外はほとんど使用感のない美品です。

英国のトラッド・シンガー、ロイ・ハリスの72年デビュー作「ザ・ビター・アンド・ザ・スウィート」。
33年生まれというからこの時点で40歳近くおそすぎたレコードデビューということになります。この人はその後もトラッド界の重鎮として活動を続けますが日本での知名度はいまいちですね。
内容は50年代からクラブ等で歌い続けて来たであろうトラッドの数々を余裕の歌唱で聴かせてくれます。バックはMuckram Wakesと本人のバンドであるNotts Allianceが努めており、地味すぎず派手すぎずのいい塩梅のシンプルな音作りです。
A.L.ロイドがライナーを書いてます。この後A.L.ロイドやMartyn Wyndham-Readとともに"Sea Shanties"にも参加します。
強烈な個性を放つようなアルバムではありませんが曲のチョイスも良く英国トラッドの快作です。
オススメ。

英国トピックのオリジナル盤。









A1 Turpin Hero
A2 The Bonny Green Woods
A3 The Death Of Bill Brown
A4 The Three Butchers
A5 The Ullswater Pack
A6 Poor Owd 'Oss
A7 General Ludd's Triumph
B1 Poverty Knock
B2 The Streams Of Lovely Nancy
B3 Robin Hood And The Tanner
B4 The Royal Oak
B5 Strike The Bell
B6 McCafferty
B7 All Through THe Ale

Vocals, Guitar - Roy Harris
Backing Band - Muckram Wakes (tracks: A2, A7, B1), Notts Alliance (tracks: A1, A6, B1, B3, B5)
Concertina - Roger Watson (tracks: B7)
Dulcimer - Roger Watson (tracks: B3)

Recorded By - Dick Swettenham
Recorded in Nottingham, England in 1971 by Dick Swettenham;
Liner Notes - A. L. Lloyd
Design [Sleeve Design] - Humphrey Weightman
Photography By - John Tams
Illustration - Elizabeth Taggart
Sleeve notes by A.L. Lloyd;
Sleeve design by Humphrey Weightman;
Illustration by Elizabeth Taggert