*** LP ： USA 1976 / Owl / OL-001 ***
■　コンディション　■
B+ / A-
ジャケット:下辺薄スレ。正面下部スレ、薄シミ少し。裏面背表紙沿いシミ、薄汚れ少々。まずまずの良品です。
ディスク:レーベルはヒゲが少々、薄シミ。盤面は薄スレちらほらの美品です。
歌詞／ポートレート付属。

「マイナーの華」と評されたケイト・ウルフの記念すべきデビュー作「バックローズ」。
【ブラックホーク99選】選出の名盤。
北カリフォルニアで生まれ育ったケイト・ウルフがソロ･デビューを果たしたのは70年代中ごろで、すでに30歳を過ぎていました。
彼女に駄作は一切なく、自宅のリヴィングルームでライブ録音されたという76年のデビュー作にあたる本作も「突然送られてきた旧友からの手紙」のような懐かしい気分に溢れた傑作です。
心温まるアコギの響きにのせて、ヒューマンな歌声が……そんなケイトは生涯4度の結婚をし、歌手への夢を諦められずに29歳で子ども2人を置いて家を出た結果が本作なのだそうです。カレン・ダルトンにも言える様な気がしますが、波乱万丈の人生の裏返しで、動じるところがないのかもしれません。
だからこそケイトを聴いていて「感傷的」にはなりませんし、そこが彼女の最大の魅力なのです。
黙って針を落とせばそこはケイトの世界。虚無感を突き抜けた天上界のようなすがすがしい世界が広がります。
さりげなく沁み出てくるような哀しみの表現が胸を打つ女性シンガーソングライターの大傑作です。
"Legend In His Time"はグラム・パーソンズに捧げられています。
全部名曲と言ってもいい素晴らしい出来ばえ。
女性シンガー・ソングライター基本中の基本。

その後Kaleidoscopeから再発されますが本品は入手困難なOWLオリジナル盤。歌詞カードもしっかり付属。お見逃しなく！











A-1. Lately (4:27)
A-2. Emma Rose (3:38)
A-3. Sitting On The Porch (2:30)
A-4. Redtail Hawk (3:59)
A-5. Telluride (4:24)
A-6. Goodbye Babe (2:50)
B-1. It Ain't In The Wine (3:02)
B-2. Tequila & Me (3:33)
B-3. Legend In His Time (4:56)
B-4. Riding In The Country (2:19)
B-5. Oklahoma Going Home (5:01)
B-6. Back Roads (4:03)

Kate Wolf vocals, guitar
Don Coffin harmony vocals, mandolin, harmonica, guitar
Paul Ellis fiddle
Will Siegel dobro, banjo, harmony vocal
Pete Wiseman acoustic bass, bowed bass
David West harmony vocal, guitar

Produced by Kate Wolf and Dan Dugan
Engineering Dan Dugan
Cover Design by Michael Hawes
Cover Photo by Phil Bray
Harmonica courtesy of Stanroy Music
"Legend In His Time" dedicated to Gram Parsons
Special Thanks to:
Dan Dugan & Don Coffin for perseverance and dedication
George Schroder who taught me songs were to be sung
Fred S. Farquar III and Alice Austin Hall for faith and support
Kate & Dale Iverson for the house by the ocean
Saul Wolf, John & Ruth Allen and to all the musicians and friends involved in the making of this album
Wardrobe and enthusiasm courtesy of Joanne Colville
Home Cooking and creature comforts courtesy of Robin Groeschel

In Memory of Betty Sanders

"Legend In His Time" dedicated to Gram Parsons