*** LP : UK 1972 / Village Thing / VTS 12 ***
■ コンディション ■
B+ / A- / PH SPSE
ジャケット:細かな布目加工の施されたとても美しいジャケットです。右下パンチホール。四隅スレ。上辺スレ、中央部6cmほどの天割れ。下辺スレ。表裏は微スレのみでまずまずきれい。
ディスク:レーベルはヒゲ無し。盤面は紙スレ程度の美品です。ざっと全編試聴しました。静音部で微細なチリプチが少し認められる程度でほとんどノイズ感無し。極めて良好に鑑賞できます。実際の音源でご確認ください。
マトリクスは1A/1A。
タイト・ライク・ザットの72年唯一作「ホーカム」。
デイヴ・ピーボディの結成したバンド。と言っても日本では知名度いまいちですが、フィンガー・ピッキング、スライドともに腕達者なアコースティック・ギターの名手として、その筋では神格化されている人です。
ロンドン生まれの英国人。71年に"Polly Flosskin"というグループでなぜかフランスでデビュー。その後ほぼ同じメンバーで名前を変えて作ったのが本作です。イアン・A・アンダーソンのヴィレッジ・シングからのリリースで、プロデュースはもちろんイアンです。
ちなみに翌年からソロ作を連発しますが、あまり知られていないと思われるので以下簡単なディスコグラフィです。
1973 Peabody Hotel (Village Thing)
1974 Keep It Clean (Matchbox)
1976 Come And Get It (Matchbox, Re;Appaloosa)
1979 Payday (Waterfront)
1981 Bob Hall& Dave Peabody Down The Road Apiece (Appaloosa)
1984 Bob Hall& Dave Peabod Roll And Slide (Appaloosa)
1985 Americana (Waterfront)
本線にもどって、本作には戦前のブルース、ラグタイム、ジャズ、ジャグバンド、ポピュラー・ミュージック等々のご機嫌な音楽がぎっしりと詰まっています。
4人ともにこの道のベテランなので演奏はばっちり、デイヴのヴォーカルもとても良いです。
英国には古くからフォークブルースの名コンピレーション"Me And The Devil", "Firepoint"などがあり、Tony McPhee, Jo Ann Kelly, Dave Kelly, Mike Cooper等が腕を競い合っていますが、この系譜とはちょっと違う角度からのアコースティック楽器によるルーツミュージックの名作といってよいでしょう。
強力推薦盤!
英国ヴィレッジ・シングのオリジナル盤。盤は美品です。
試聴曲は現品からの取り込み音源です。
A1 Mississippi Mud
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A2 What Makes My Baby Cry
A3 Twentieth Century Rag
A4 How Do You Want Your Rolling Done-
A5 Everybody Loves My Baby
A6 West End Rag
A7 If I Had A Talking Picture of You
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B1 Death Letter
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B2 Muskrat Ramble
B3 Selling That Stuff
B4 Spider John
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B5 Don't Put Your Hands On Me
B6 Coney Island Washboard
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Lead Vocals, Guitar, Steel Guitar [National], Harmonica, Kazoo - David H. Peabody
Mandolin, Violin, Guitar, Vocals - David Griffiths
Double Bass, Bass [Teachest], Kazoo, Vocalese - Hugh McNulty
Washboard, Percussion - Bill Shortt