*** LP ： UK 1978 / Mother Earth / MUM 1204 ***
■　コンディション　■
A- / A-
ジャケット：非コーティングのぺらジャケ。四隅薄スレ。下辺薄スレ。正面は本人のものと思われるサイン、微スレ。裏面も微スレ。
ディスク：レーベルは微細なヒゲがほんの少し。盤面はわずかな紙スレ程度。ざっと全編試聴しました。A面は完璧。B1とB2で少しノイズが出ますがほとんど気にならないレベルかと思います。これ以外はノイズ感無し、良好に鑑賞できます。実際の音源を参考にしてください。
マトリクスはA1/B1（1は点に近い短いもの）。
パテントNo.入り白内袋付属。

メアリー・アスキスの78年作「クロージング・タイム」。
マンチェスター周辺ではけっこう知られた存在だったようですが残念ながらこれが唯一作となってしまいました。リリースは自身も素晴らしいアルバムを残しているサフロン・サマーフィールドのマザー・アースからで、もちろんサフロンがプロデュースしています。
彼女自身のギター弾き語りにベースやセカンド・ギター、マンドリン、サックスが付くといったシンプルでアコースティックな編成です。
ディランの「親指トムのブルースのように」のカヴァーとトラッドが1曲、残りは自作という構成で、ブルースやラグに根ざしたアメリカン・フォーキーな音作りの中にもやっぱ英国だよなぁという空気感がほのかに漂うというたいへんに奥ゆかしい音作りです。どの曲もおもわず口ずさんでしまうような親しみやすいものが並んでいるのも特筆もの。またドラムレスながらベースが付いてほとんどフォーク・ロックです。
ところで英国の女ディランと言えばやっぱりこの人ですよね。メアリーの歌唱はディラン直系のもので、サミー・ウォーカーを女性にしたような感じでしょうか。ありそうでなかなかないパターンかと思います。ディラン好きでなおかつ女性シンガー・ソングライター好きな方なら昇天ものでしょう。
聴くたびに胸キュンになる大名盤と思います。フォーキーな女性シンガー・ソングライター作品として英米合わせて考えても相当に良い順位に付けるアルバムではないでしょうか。
そしてラストを飾る文字通りの「クロージング・タイム」。メランコリックなマンドリンの調べが胸を締め付ける美しい名曲です。トム・ウェイツの超有名曲にも負けません。死ぬほどリピートして泣いてください。
超強力推薦盤！

英国オリジナル盤。まずまずの美品です。

試聴曲は現品からの取り込み音源です。
A1 Sporting Life Blues
A2 You
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A3 When Marilyn Monroe Died Blues (Ain't It A Shame)
A4 Just like Tom Thumb's blues
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B1 Stage fright
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B2 A man of constant sorrow
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B3 Strange company
B4 In dreamland tonight
B5 Closing time
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Written-By - Asquith (tracks: A1-A3, B1, B3-5)

Vocals, Guitar - Mary Asquith
Guitar [Bottleneck] - Simon Prager (tracks: A4)
Guitar [Second] - Simon Prager (tracks: A1, A3)
Mandolin - Simon Prager (tracks: A3, B5)
Bass Guitar - Laurie Rhodes (tracks: A1-B1, B3-B5)
Tenor Saxophone - Barbara Thompson (tracks: A4, B3)
Chorus - Alison Fox (tracks: A3, B5), Jan Dungey (tracks: A3, B5), Mary Asquith (tracks: A3, B5), Pat Clancy (tracks: A3, B5), Saffron Summerfield (tracks: A3), Simon Prager (tracks: A3, B5)
Producer - Saffron Summerfield
Engineer - Nic Kinsey
Recorded At - Livingston Studios
Photography By [Sleeve] - Maggie Murray