*** LP ： ?? / ?? (69) / ?? / SDN6 ***
■　コンディション　■
A- / A
ジャケット左下に角打ちがあり1cm×1.5cm以内に皺が寄っており、またレコードに沿って薄い皺があるので「A-」にしましたが、限りなく「A」に近いコンディションです。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。

スウィート(Sweet)のアンディ・スコット(Andy Scott)が在籍していたことでも知られるエラスティック・バンド(Elastic Band)が、69年にUKデッカ・ノヴァ（Decca Nova）からリリースされた唯一のアルバムです。
Ted Yeadonのボーカル、オルガン、ピアノ、フルートと、Andy Scottのギターを中心とした、サイケ、プログレ、ハード、R&B、ポップスのゴタ混ぜになった、この時期にしかない英国的な混沌としたサウンドを展開しています。
適度にキャッチーでノリのよい楽曲がハード・ロック調の演奏で盛り上がるパターンが中心ですが、そこにサイケ色とプログレ色で味付けした……とでもいえばいいのでしょうか。
暑苦しくてテンションの高いヴァーカルとサイケ・ポップ系コーラスワークのミスマッチ感、ツボを押さえた鍵盤類、絶妙なアクセントになっていなフルート、時折炸裂するギター、ちょっとジャジーなリスム隊と演奏のレベルも、さすがメジャー・レーベル。
ジャジーなブルース・ロック、フラワーで少しヒップなガレージ的R&Bインスト、プログレ的な哀愁のバラード、ワルツっぽいジャズロックと内容はとっちらかっていますが、「70年前後の英国ロックを愛する方」にはたまらないサウンドでしょう。
【収録曲】
A-1. Mother Goose Listen
A-2. Last Person In The Bar Listen
A-3. Crabtree Farm
A-4. Has Anybody Seen Her?
A-5. Dear John Listen
B-1. Room Full Of Room Listen
B-2. That's Life Listen
B-3. Life Still Goes On Listen
B-4. Sad Jazz
B-5. Sunrise Work Till Sunset
【参加ミュージシャン】
Sean Jenkins ; Drums, Cloves
Andy Scott ; Guitar
Mike Scott ; Bass, Tenor Sax
Ted Yeadon ; Organ, Piano, Flute, Harmonica, Congas, Lead Vocals