*** LP ： UK / 72 / Red Lightnin / R.008 ***
■　コンディション　■
A- / A
RW ; ジャケット裏上部に薄いリングウエアがありますが、大きな角打ちや抜けはなく、中古としては申し分のないコンディションです。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。
英国マイナー・レーベルのみのリリースで、入手困難盤です。

A面は、レコーディングが多いけどソロのレパートリーは少ないというウォルター・ホートンが、ロバート・ナイトホーク(Robert Nighthawk）のギターのみをバックに熱いハーモニカをたっぷりと聴かせてくれる貴重なライブ音源です。
更に貴重なのはB面のポール・バターフィールドの63年のライブで、リズム隊はジェローム・アーノルド(Jerome Arnold)とサム・レイ(Sam Lay)なのです。
つまり最初期のPaul Butterfield Blues Band、もしくはPaul Butterfield Blues Bandの母胎となる編成でのライブです。
さすがにElektraからのデビュー盤のようなロックやジョン・コルトレーンと融合したような熱さはありませんが、本盤に納められているように真摯にブルースを解釈したからこそ数年後の大爆発に繋がったのでしょうね。
マイク・ブルームフィールドやエルビン・ビショップがいない分、バターフィールドのハーモニカが前面に出ていますし、後年はあまり吹かなくなった生ハープをこれでもかと堪能できます。
【クレジット】
Side-A ; Walter Horton
A-1. Easy (W. Horton)
A-2. Have A Good Time (W. Horton)
A-3. Mean Mistreater (Traditional)
A-4. In The Mood (W. Horton)
A-5. West Side Blues (W. Horton)
A-6. Louise (Traditional)
A-7. Tin Pan Alley (B. Geddins)
A-8. Walters Boogie, This Is It (W. Horton)
Walter Horton ; Harmonica, Vocal Robert Nighthawk ; Rhythm Guitar
Side-B ; Paul Butterfield
B-1. Everything Gonna Be A Alright ((W. Jacobs)
B-2. Poor Boy (Traditional)
B-3. Got My Mojo Working (M. Waters)
B-4. Last Night ((W. Jacobs)
B-5. Loaded (P. Butterfield)
B-6. One Room Country Shack (Mercy Dee Walton)
Paul Butterfield ; Vocals, Harp Smokey Smothers ; Guitar Jerome Arnold ; Bass Sam Lay ; Drums
Recorded at “Big Johns”Club, Wells Street, Chicago, Summer, 1963