*** LP : UK / 87 / Phonogram (Mercury) / EVENX 5 ***
■ コンディション ■
コンディション表記の詳細は
こちらのページ でご確認ください。
[ジャケット] / [ディスク]の順です。
A- / B+
ジャケットは12インチによくあるペラジャケのため、盤に沿って薄く皺が寄っているので「A-」にしました。
盤面全体に薄い塩ビ焼けと薄い擦れがあるので「B+」にしましたが、聴いた限り気になるノイズは拾いませんでした(ヘッドホーンで聴くとプチノイズは拾うかもしれません)。
表ジャケットのレタリング(文字部分)が金色の初回プレスです。
マトリクスはA面が手書きで【「EVEENX-5-A1」B面が刻印で【B / 1 420 T】
メジャーからのデビューにあたり、インディー時代の85年の2ndシングル「In The Clouds」をExtendedヴァージョンとして87年の暮れに発表した通算5枚目のシングルです。
プロデュースはデビュー・アルバムも担当する元ヤードバーズ(Yardbirds)のポール・サミュエル・スミス(Paul Samuwell-Smith)があたっており、ヤードバーズ解散後に結成した第1期ルネッサンスのようなフォーク趣味と仄かなアシッド臭が漂ってきます。
私が初めてジュリアンヌ・リーガンを意識したのは90年に出された『VA / Circle Dance』に当時のフェアポートを従えてサンディ・デニーの「Who knows where the time goes?」を歌っていたからでした(このカヴァーは秀逸なのですが、CDのみの発売で現在は廃盤みたいです)。
その後も「年に一度のフェアポート同窓会ライブ」クロップレディーにも何回か参加しています。
オール・アバウト・イヴは85年に自主レーベルからデビューしたそうで、87年6月にセルフ・プロデュースによる4thシングル「Flowers In Our Hair」で一気に注目を浴び、しメジャーへの階段を一気に駆け上がっていきました。
優しいアコースティック感覚、美しい旋律に溶け込むようなジュリアンヌの清楚でしっかりとしたヴォーカルが際立っており、先述の通りフォーク趣味と仄かなアシッド臭が漂ってきます。
【収録曲と簡易コメント】
A-1「In the Clouds」は ; ジャケットにもレーベルにもクレジットはないのですが、Extendedヴァージョンだそうです。
B面はジャケットもレーベルも1曲目と2曲目のクレジットが逆になっているのが謎なのですが、収録順に記しておきます。
B-1「Calling Your Name」はアルバムには未収録なレア・トラックで、ゴシックの香り漂う疾走ネオ・サイケです。
B-2;「She Moves Through The Fair」はサンディ・デニーのアマチュア時代からのレポートリーで、フェアポート・コンヴェンションの『What We Did On Our Holidays』に収録されていることは周知の事実ですね。
ゴシックだのネオ・サイケが全盛だった当時、同世代の音楽に全く興味のなかった私ですが(なんせ、パンク世代ど真ん中なのにザッパやフェアポートに夢中でした)、知り合いが持っていたため偶然聴いたB-2「She Moves Through The Fair」にはやられちゃいました。
彼らの代表曲ともいえるA-1「In the Clouds」とドラッド・ファンにはお馴染みのB-2「She Moves Through The Fair」を収録しているのですから、入門盤として最適だと思います。
【クレジット】
Vocals, Keyboards ? Julianne Regan
Bass ? Andy Cousin
Guitar ? Tim Bricheno
Producer ? Paul Samuwell-Smith