ヘルプフル・ソウル (Helpful Soul First Album) / ソウルの追求 (Repro But Rare) SOLD OUT 管理番号 3L-01466 在庫数 SOLD OUT *** LP : ?? / ?? (69) / ?? / No Number *** ■ コンディション ■ A / A ジャケットは角打ちや抜けなどの一切のダメージのない、限りなく新品同様に近いものです。 盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。 最初にお断りしておきますが、2曲のボーナス追加でCD化されたものを音源にしているようで、逆に(リプロながらも)美味しい再発になっています。 Too Muchの前身バンドとも言えるヘルプフル・ソウルの69年作は日本が世界に誇る「サイケデリック・アルバム」で、『ルパン三世(旧)』の主題歌(♪あし〜〜もとに〜、からみ〜つく〜……ってなエンディング・テーマですよ)歌手チャーリー・コーセイも在籍していました。 69年にビクターから出たオリジナルは糞レア盤で、私自身も96年にCD化された際に初めて聴きましたし、有名なサイケ・コレクターも初めて聞いて感激したと伝え聞き、私の周囲を狂喜させたものです。 そんじょそこらのレア盤とは違い、メジャーから出たニューロックに限れば、本作と「The M」そして「Power House」のオリジナルは数回しか見たことがありません。 ヘルプフル・ソウルは65年頃、神戸のアメリカンスクールの学生を中心に結成されたバンドを母体とし、その実力を認められてプロ・デビューも本人たちは「高校最終学年の思い出」として割り切っていたそうです。 同時期に似たようなアルバムを残しているのがパワー・ハウスだと思いますが、ファズ・ギターを前面に出したヘルプフル・ソウルのほうがよりサイケデリック色が強いです。 順序は逆になりますが、解散後のメンバーの経歴が素晴らしいので簡単に触れておきます。 解散後、ジュニオ・ナカハラは1年の米国留学から帰国して「Too Much」を結成することになります(それにしても本作ヘルプフル・ソウルとトゥー・マッチという鬼畜アイテム2枚に関わるとは言葉も出んですわ)。 チャールズ・チェーはチャーリー・コーセイと名前を変えてソロ歌手となり、『ルパン三世』の主題歌歌手としてあまりにも有名ですね。 司英一は後にジプシー・ブラッドを結成、ジーン・ショウジは富田勲の助手となったそうです。 肝心の内容ですが、アルバムの全7曲中5曲がカヴァー曲なのですが、この時代に2曲のオリジナル収録を許されたのですから、業界筋からいかに高評価を受けていたか分かります。 収録曲について簡単に述べておきます。 A-1「Blues For My Baby」はオリジナル(英語詞)のダウナーなスロー・ブルースで、横浜出身の私はどうしても「ディープ横浜」を思い描いてしまうのですが、彼らの出身も港町・神戸ということも関係しているのかしらん。 A-2「Fire」は敬愛するジミ・ヘンドリックスのカヴァーで、シングル・カットされました。本作の中では異色な後期GSのようなストレートなカヴァー(ここが趣味の分かれるところで、海外のマニアにはエキゾチック・サイケとして響くようです)です。 A-3「Peace For Fools」は2曲目のオリジナル(英語詞)で、ジュニオ・ナカハラが後に結成する「Too Much」にも通ずるミディアム・スローで長尺なヘヴィー・ブルース・サイケデリックで、本作のハイライトでしょう。 A-4「You Got Me Floatin’」もA-2同様、ジミ・ヘンドリックスのカヴァーです。 B-1「Spoomful」はハウリン・ウルフの有名曲ですが、クリームの長尺ヴァージョンを踏襲したヘヴィー・ブルース・サイケデリックになっており、パワー・ハウスと聴き比べてみると面白いでしょう。 B-2「Kansas City」はビートルズもカヴァーしたウィルバート・ハリスの曲で、ブギー調のブルース・ロックをチャールズ・チェー(チャーリー・コーセイ)が歌っています。 B-3「Crossrads」はロバート・ジョンソンの有名曲ですが、やはりクリームの演奏を意識したようなヘヴィー・ブルースになっています。 ここからがオリジナルには未収録だった2曲です。 B-4「Little Wing」は96年のCD再発に当たってマスターが発見されたという完全未発表のジミ・ヘンドリックスのカヴァーですが、エリック・クラプトンよりも早くカヴァーしているところに先鋭性を感じます。たまらんほどの名演ばい! B-5「Aladin’s Theme」はチャールズ・チェー(チャーリー・コーセイ)が歌う『千夜一夜物語』のサントラ収録曲(オリコン97位)で、『ルパン三世(旧)』のエンディングを想起させる粋な計らい……と感じてしまうのは私だけでしょうか。 バンドは本作直後にプロ制作アニメ『千夜一夜物語』のサントラ(音楽ファン以外にも手塚治虫ファンにも注目されたようで、そこそこ値は張りますがよく見かけます)に参加した後、69年夏に当初からの予定通りあっさりと解散し、先述のような活動に入っていくことになります。 日本が世界に誇るべき「サイケデリック・アルバム」です。 【メンバー】 ジュニオ・ナカハラ:ギター、ボーカル チャールズ・チェー(チャーリー・コーセイ):ベース、ボーカル ジーン・ショウジ:リード・ギター、ハーモニカ 司英一:ドラム 【収録曲】 A-1. Blues For My Baby A-2. Fire A-3. Peace For Fools A-4. You Got Me Floatin’ B-1. Spoomful B-2. Kansas City B-3. Crossrads B-4. Little Wing B-5. Aladin’s Theme ※ご注文商品の発送は、毎週水曜日、土曜日に行っています。 ※コンディション表記は、「ジャケット / 盤質」の順になっております。 ★ご注文受付のメールが届かない場合 ご注文後通常は数分以内に「ご注文ありがとうございます」という自動メールが届きます。このメールが届かない場合はサイトの「お問い合わせ」からお電話番号を添えてその旨ご連絡ください。 ご登録いただいたメールアドレスの入力間違いか、受信拒否設定をされていることが原因のことが多いです。 またまれにスマートフォンのキャリアメール(docomo.ne.jp, ezweb.ne.jp, softbank.ne.jp等)宛のメールが届かないことがあります。 この商品について問い合わせる この商品を友達に教える 買い物を続ける ツイート この商品をログピでつぶやく Yahoo!ブックマークに登録する はてなブックマークに登録する