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Nigel Mazlyn Jones / Sentinel & The Fools Of The Fonest Degree (Matrix-1)

Nigel Mazlyn Jones / Sentinel & The Fools Of The Fonest Degree (Matrix-1)の画像

管理番号 3L-01507
販売価格

3,780円(税込)

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*** LP : UK / 79 / Isle Of Light / AVA 105 ***
■ コンディション ■
A / A
ジャケットは表の左上に5mm×2cmほどのコーティングの浮きこそありますが、角打ちやリングウエアなどのダメージはなく、中古としては申し分のないコンディションです。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。
なお自主性作盤のためかプレスが少々甘いため傷はないのですが軽く音飛びする場合があるので、針圧を重めにして鑑賞してください。
データの載った内袋(破れなし)とPATENT NO.入り白インナーバッグ付属(破れなし)。
マトリクスは【A1 // B1】。

英国はコーンウオールのギタリストでSSWのナイジェル・マズリン・ジョーンズが自身のレーベル「Isle Of Light」から79年に発表した2ndです。
最初に申し上げたいのは、本作ほど「ジャケットで損をしているアルバムもそうはない」ということでしょう。
裏ジャケットの写真もしくは内袋に写るコーンウオールの海辺の写真を使用していたら、名盤の誉れ高い1stと同様に英国アシッド・フォーク、SSW、さらにはプログレ・ファンまで唸らせる「珠玉の名盤」としての評価を得ていたことでしょう。

15歳の頃より演奏を始めたナイジェル・マズリン・ジョーンズは、ヴァンダー・グラフのガイ・エヴァンスやロイ・ハーパーと共演するようになったそうで、90年代にはガイ・エヴァンスや元ホークウインドのニック・ターナーとの共演ライヴ盤も残していますし、80年代にはプログレッシヴ・フォーク・グループの人気バンド、ソルスティス(Solstice)をプロデュースしました。
簡単な略歴を書くと「プログレ畑」と思われるでしょうが、本作は「正統的英国SSWの系譜にある浮遊感たっぷりのアシッド・フォーク」の秀作になります。
個人的に興味を引かれたのは、大好きな作家のコリン・ウイルソンが長年住んでいるコーンウォール地方出身(本作もコーンウォールで制作)ということで、先述のとおり内袋に使用されている写真をジャケットに使用していたら……と思ってならないのであります。
肝心の内容ですが、基本はナイジェルのギターでの弾き語りにギター12弦ギターをメインに局によってゲスト・ミュージシャンが加わる編成で、全編にエコーがかかったような浮遊感たっぷりのサウンドです。
1st(【ラビリンス7049】)にも参加していたデカメロンの(Decameron)のメンバーでスティーブ・ハケット(Steve Hackett)やリチャード・ディガンス(Richard Digance)との活動で知られるディック・キャッドバリー(Dik Cadbury)、やはりデカメロンのメンバーでソロも多数残しているジョニー・コッピン(Johnny Coppin)、そしてロブ・ロイド(Rob Lloyd)の3人も参加しており、1stを踏襲したサウンドに仕上がっています。

さて本作は、A面を「Sentinel」、B面を「Fools Of The Finest Degree」と題した構成になっています。
曲調は、ケルトの血を感じさせるトラッドっぽさが底流にあるSSW作品もしくはアシッド・フォークといった感じで、楽曲も演奏も非常にクオリティーの高い内容です。
また60年代後半から音楽活動をしており、本作は79年と後発盤ですが、70年前後の質感を思い描いていただいて構いません。
では、収録曲について簡単にコメントしておきます。
まずは、A面「Sentinel」から。
A-1「All In The Name Of Love」はサックスとトラッド好きにはお馴染みのフィル・ビアー(Phil Beer)ヴァイオリンが参加したバンド編成による本作で一番きらびやかなサウンドなダンサブルなナンバー。メロディーはトラッドなんだが、ちょっと「この時代」なサウンドになっていて、ちょっと浮いているのが残念……と正直に申しておきます。
ひんやりとした風の効果音で始まるA-2「Sentinel」は極控え目なピアノとシンセを加えただけのナイジェル・マズリン・ジョーンズのアコースティック・ギター弾き語りによるしみじみとしたアシッド・フォークです。
A-3「lying」はシンセとギターのみの演奏によるインストで、アラン・スティルバやアン・アー・ブラーに通ずる浮遊感に満ちた純度の高いケルト音楽です。非常に心地よく、大好きですね。
A-4「Roll Away」はもう1本のギターとサックスが参加したバンド編成で、A-3に続いてケルト的なアシッド・フォーク・ロックです。サックスの音がどこかバグパイプぽかったりするのと、センスよく弾き過ぎないギターがアシッド感と浮遊感を醸し出している名曲です。
盤面を引っくり返して、B面「Fools Of The Finest Degree」を聴いてみましょう。
B-5「Water Road」はギター2本によるバンド編成によるツイン・ギターとコーラスが心地よい軽快なフォーク・ロックです。
B-6「All In All」はナイジェル・マズリン・ジョーンズのアコースティック・ギター弾き語りに木霊のようなコーラスが加わっただけのシンプルな演奏による哀愁のケルト的アシッド・フォークです。
B-7「Fools」はナイジェル・マズリン・ジョーンズのアコースティック・ギターとパーカッションだけのシンプルな演奏で、前半はB-6と同じ哀愁のケルト的アシッド・フォークなのですが、中ほどからスワンプぽいアレンジ変わるユニークなアレンジで、ナイジェル・マズリン・ジョーンズのギターを堪能できます。こりゃ、聴き応え充分な名曲ですな!
B-8「The Wheel」はB-5と同じ編成によるツイン・ギターとコーラスが心地よいフォーク・バラッドで、終盤でのインスト合戦が熱いです。

自主レーベルならではのやりたい放題の内容で、決してメジャーからは出せないアルバムです。
とはいえ、経歴他から推測できるようにミュージシャンとしての活動もしっかりしたものですし、プロデュース能力にも長けたナイジェルですので、非常に完成度の高いアルバムに仕上がっています。
正統派英国SSWファン、アシッド・フォーク・ファン、プログレ・ファン、いずれにも自信を持ってお勧めできる驚異の名盤です。
【収録曲】
Side-A ; Sentinel
01 All In The Name Of Love
02 Sentinel
03 Flying
04 Roll Away
Sode-B ; Fools Of The Finest Degree
05 Water Road
06 All In All
07 Fools
08 The Wheel
【参加ミュージシャン】
Nigel Mazlyn Jones - Guitars, Vocals
Mick Candler - Drums, Percussion on 1, 4, 5, 7, 8
Steve Hutt - Bass on 1, 4, 5, 8
Pete Bimbo Acock - Sax on 1, 4
Dik Cadbury ? Guitar on 3, Vocals on 6
Johnny Coppin - Piano on 2
Rob Lloyd - Guitar on 5, 8
Phil Beer - Violin, vocals on 1
Chris Kerridge ? Bass on 7, guitar on 4
Dave Titley - Guitar, vocals on 1
Paul Anastasi ? Synthesizer on 2,3

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※コンディション表記は、「ジャケット / 盤質」の順になっております。
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