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Hugh Hopper / Hopper Tunity Box

Hugh Hopper / Hopper Tunity Boxの画像

SOLD OUT

管理番号 3L-01536
在庫数 SOLD OUT
*** LP : Norway (UK) / 77 / Compendium / FIDARD 7 ***
■ コンディション ■
B+ / A
RW ; 非コーティングのジャケット表裏にリングウエアがあるので「B+」としましたが、大きな角打ちや抜けはありません。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としてこれ以上は望めないコンディションです。
なお本作はA-4に2箇所「音飛び」があることが知られています(よっぽど丁寧に聴いていないと分からない程度です)が、マスターは現存しないようで、現状のCDでも「音飛び」はそのままであることをご承知おきください。
マトリクスは【A-2 // B-5】。
発売当時の白インナーバッグ付属(破れなし)。
なおこのレコードはノルゥエーのCompendiumの要請によりオスロで録音されましたが、プレスは英国で行なわれたようです。

温厚な人柄で交友範囲も広かったというヒュー・ホッパーが、当時(録音は76年)の最強のミュージシャンに声をかけて録音したのに、ノルウェーでしか発表されなかったアルバムです(プレスは英国です)。
生前にヒュー・ホッパー自身が「最も納得のいく内容」と話していたそうです。
参加メンバー全員がヒュー・ホッパーの特異な音楽性とベース・プレイを理解しており、実に意欲的かつ的確なプレイを披露している、英国ジャズ・ロックの最高峰の1枚ですし、入門盤としても最適です。
個人的には、ヒュー・ホッパーのオーネット・コールマンとジミヘンからの影響を隠そうともしない歪みまくったベースは、その音色を聴くだけで幸せな気分になってしまいます。
本作のレコ評では、さも「ジャズ・オーケストラ」のような大集団演奏のようなことを書いてあることが多いのですが、【収録曲】に記したとおり各曲ともミュージシャンが入れ替わりこそすれ3〜5名の演奏です。
参加メンバーが豪華絢爛!
主だったメンツを列挙しておきますと、デイヴ・スチュワート(エッグ、ハットフォールド&ザ・ノース、ナショナル・ヘルスなど)、マーク・チャリグ(キース・ティペット・グループ、ソフト・マシーンなど)、エルトン・ディーン(ソフト・マシーン、ナイン・センスなど)、マイク・トラヴィス(ギルガメッシュ)、ナイジェル・モリス(アイソトープ)、ゲイリー・ウインドといった腕達者が個性豊かなサウンドを紡ぎ出しています。
本作でのホッパーは自分が前面に出ることはなくてリーダーとしてまとめ役に徹しており、引き締まったジャズ・ロックを見事に演出している点が、数多い彼のリーダー作の中で「最高傑作」と評される由縁なのでしょう。
収録曲について簡単なコメントを記しておきます。
A-1「Hopper Tunity Box」はホッパーの専売特許ともいえる歪みきったベースが鳴り響き、金属音のようなオルガンをバックに、バスクラリネットが加わってノイズの吹き荒れる不穏なナンバーです。
A-2「Miniluv」は轟音ベースが突進するホッパーの名刺代わりの代表作で、ノイズの嵐をサックスが切り裂くキング・クリムゾン顔負けのヘヴィなナンバー。
A-3「Gnat Prong」はゴージャズなテーマが印象的で、デイヴ・スチュアートのキーボードが大活躍するまるでキング・クリムゾンのような8分弱の熱演で、本作の中で一番プログレっぽいナンバーです。
A-4「The Lonely Sea And The Sky」はエレクトリック・ピアノ主体の優雅なテーマをもったジャージーなジャズ・ロックで、中盤のエルトン・ディーン、終盤のマイク・チャリグのソロが印象に残るソフト・マシーンの3枚目のサウンドを継承したナンバー。
B-1「Cruble」はギターとエレピがリードするファンキーかつキャッチーなジャズ・ロックで、ホッパーとしては異色なナンバー。
B-2「Lonely Woman」はオーネット・コールマンのジャズ史に残る超名曲のカヴァーで、ブラスのユニゾンによってオリジナルに強く漂う「不安を煽るような揺らぎ」を見事にホッパー流にアレンジした演奏で、オーネット・フリークの私も興奮を禁じえない歴史的名演です。
B-3「Mobile Mobile」はデイヴ・スチュアートを加えたキーボード・トリオ編成で、イントロのファズ・ベースはキング・クリムゾンを彷彿とさせ、静寂に包まれた前半とは対照的な後半の疾走が格好いいナンバーです。
B-4「Spanish Knee」は曲名からも推測できるようにマイルス・デイヴィスへのオマージュのようなジャズ・ロックで、ヘビーなベースの上をエルトン・ディーンのサックスが咆哮し、マーク・チャリングが圧巻のトランペット・ソロを披露しています。
B-5「Oyster Perpetual」はホッパーのギター、ベースの多重録音によるリラックスした演奏で、エンディングを飾るのに相応しいナンバーです。
【収録曲】
A-1. Hopper Tunity Box (3:34) ; Hugh Hopper, Mike Travis, Dave Stewart, Gary Windo
A-2. Miniluv (3:32) ; Hugh Hopper, Mike Travis, Richard Brunton, Gary Windo
A-3. Gnat Prong (7:55) ; Hugh Hopper, Mike Travis, Dave Stewart
A-4. Lonely Sea and the Sky (6:31) ; Hugh Hopper, Elton Dean, Marc Charing, Frank Roberts, Mike Travis
B-1. Crumble (3:55) ; Hugh Hopper, Frank Roberts, Mike Travis, Richard Brunton, Gary Windo
B-2. Lonely Woman (3:20) ; Hugh Hopper, Elton Dean, Marc Charing, Gary Windo
B-3. Mobile Mobile (5:00) ; Hugh Hopper, Dave Stewart, Nigel Morris
B-4. Spanish Knee (3:48) ; Hugh Hopper, Elton Dean, Marc Charing, Frank Roberts, Mike Travis
B-5. Oyster Perpetual (3:10) ; Hugh Hopper
【参加ミュージシャン】
Hugh Hopper / bass, percussion, guitar, saxophone (Soprano)
Elton Dean / saxophone, saxophone (Alto)
Marc Charig / cornet, horn (Tenor)
Frank Roberts / piano
Dave Stewart / organ, pianet, oscillators
Mike Travis / drums
Richard Brunton / guitar
Gary Windo / clarinet (bass), saxophone
Nigel Morris / drums

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※コンディション表記は、「ジャケット / 盤質」の順になっております。
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