*** LP ： UK 1970 / Atco / 228031 ***
■　コンディション　■
A- / A-
ジャケット:両面フル・ラミネート・コーティングの美しいジャケットです。ラミネートの間に細かい気泡が生じているのと、背表紙沿いにラミネートの浮きが見られる他は新品同様の美品です。
ディスク:ヒゲが少し。盤面は薄擦れが盤面は薄擦れが少しあるだけの美品。
マトリクスはA//1 B//1。
パテントNo.入り穴開きビニール内貼り内袋付属。

ルルのスワンプ魂炸裂の大傑作「ニュー・ルーツ」。
なかなか見かけない激レアな英国盤美品です！
強力大推薦！

Atlanticが女性アイドルをディープ・サウスの狭い部屋に押し込み、むさ苦しい男たちに手篭めさせよう……ちゃうちゃう「Swampさせちゃおう計画」の第3弾にあたるそうです。
第1弾がDusty Springfieldの『Dusty In Memphis』、次がCherの『3614 Jackson Highway』、その次にリリースされたのが本作です。
スワンプの大定番としての地位を確立しているDusty SpringfieldとCherのアルバムと比べて、本作の影が薄いと感じているのは私だけでしょうか？？？
Dusty SpringfieldとCherのアルバムにも通じますが、本作の魅力はなんといってもセンスの良い選曲とアレンジの素晴らしさに付きますね。
個人的に大好きな曲は、J.J.ウォーカー不滅の名曲「Mr. Bojangles」カヴァーと、先日熱い来日公演を堪能させてくれたDonnie FriitsとEddie Hintonの共作「Where's Eddie」と続くところですね。
特に、組み合わせの妙！としか言いようのない「Mr. Bojangles」の間奏で、腋の下か足の裏を擦られたかのように、ルルが思わず「フフン」と艶っぽく笑う瞬間を聞き逃すな……なんのこっちゃ？？？
マッスル・ショールズ勢にデュアン・オールマン、コーネル・デュプリーが参加した演奏は絵に書いたようなスワンプで、ルルの意外にもコブシのある迫力のヴォーカルが見事にはまっています。
Duane Allman参加曲は4曲での参加だそうで、A-1とB-6でスライドを披露（特にA-1でのスライドは素晴らしい）、B-1での切れ味鋭いオブリガードに加え、B-4での控え目で寄り添うように優しい音色も素敵です。

A-1. Marley Purt Drive (Barry, Robin & Maurice Gibb) 3:21
A-2. In the Morning (Barry Gibb) 3:30
A-3. People in Love (Eddie Hinton & Grady Smith) 2:42
A-4. After All (I Live My Life) (Jim Doris & Frank Miller) 3:12
A-5. Feelin' Alright (Dave Mason) 3:04
B-1. Dirty Old Man (Mac Davis & Delaney Bramlett) 2:18
B-2. Oh Me Oh My (I'm a Fool for You Baby) (Jim Doris) 2:45
B-3. Is That You Love (Jackie Avery & John Farris) 2:40
B-4. Mr. Bojangles (Jerry Jeff Walker) 3:06
B-5. Where's Eddie (Eddie Hinton & Donnie Fritts) 3:01
B-6. Sweep Around Your Own Back Door (Fran Robins) 2:40

Guitars ; Eddie Hinton, Jimmy Johnson, Cornell Dupree & Duane Allman
Keybords ; Barry Beckett
Bass ; David Hood
Drums ; Roger Hawkins
Produced by Jerry Wexler, Tom Dowd & Arif Mardin