*** LP ： ?? / ?? (69) / Breeder Backtrack / 8085 ***
■　コンディション　■
A / A
ジャケットの底右に極軽い角打ちがあるだけでそれ以外のダメージはなく、中古としては申し分のないコンディションです。
盤面にはひげも擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。
限定再発されていますが（既に入手困難かも）リマスタリングされており（個人的に所有しているのは再発CDです）、より原盤に近いサウンドはこちらの方だと思います。

バンド名が「「音が見え、色が聴こえる」という意味の心理学用語からして、内容の「ヘロヘロ指数」がわかるシナンセシアが69年に残した唯一作です。
初めて聴いたのは20年近く前のはずだが、はっきり覚えていないほどヨレヨレのヘロヘロな記憶なのですが、内容も同様)^0^(
RCAという大メジャーから発表されましたが、まったく売れなかったこの手のものは下手な自主制作盤を探すのより困難だったりします。
サンディー・ロバートソン率いる「September Production」制作と聞いただけで、英国フォーク好きの方は安心ですね！
デニス・ホームズがMM誌に載せた「アコギ奏者とフルート奏者」のメンバー募集に、18歳だったレスリー・クックとジャズを演奏していた28歳のジム・フレイザーが応募してきて、バンドは結成されたそうです。

内容は、インクレディブル・ストリング・バンドやドノヴァンあたりの影響が濃そうなアシッド・フォークで、アコギとヴァイブのアンサンブルはなんともドリーミーだし、フルートやオーボエが妖しげな物悲しさを演出しています。
……と書くとまともなレコードのようですが、実体は「トホホなレコの見本」みたいなもんで、フツ〜のフォークにヨレヨレのSAXが乗っかり、全てをぶち壊す！
ここんところの感覚を理解できる人には、愛聴盤になること必至！
大傑作じゃなくて「偶然の産物」、だから「計算が全く感じられない」のですね。
【収録曲】
A-1. Minerva (Dennis Homes)
A-2. Peek Strangely And Worried Evening (Leslie Cook)
A-3. Morpheus (Dennis Homes)
A-4. Trafalgar Square (Leslie Cook/Richard Carlton)
A-5. Fates (Dennis Homes)
A-6. The Tale Of The Spider And The Fly (Leslie Cook)
B-1. Vesta (Dennis Homes)
B-2. Rolling And Tumbling (Leslie Cook/Richard Carlton)
B-3. Mnemosyne (Dennis Homes)
B-4. Aurora (Dennis Homes)
B-5. Just As The Curtain Finally Falls (Leslie Cook)
【参加ミュージシャン】
Dennis Homes ; vo, g, vibes
Leslie Cook ; vo, g, bongos, violin, mandolin
Jim Fraser ; alto & soprano sax, oboe, alto & nose & concert flute
Produced by Sandy Roberton