*** LP ： USA / 74 / Warner Bros. / BS 2829 ***
■　コンディション　■
B- / B+
SPSE ; ジャケット天がザックリと全て裂けていて、底も6cmほど割れています。
SOC ; 表ジャケット右上にピンク色の「Promo」シールが貼ってあります（糊が乾燥し、剥がれかかっています）。
大きなダメージは上記だけで、ジャケット表裏はリングウエアもなく「B+」の評価になります。
盤面にはひげが数本と薄い紙擦れがあるので「B+」にしましたが、聴いた限り気になるノイズは拾いませんでした。

60年代に英国で活躍した鍵盤奏者、マンフレッド・マンが、チャプター・スリーの後に結成したアース・バンドの74年作です。
ムーグ・シンセサイザーを使った厚みのあるキーボードをメーンにしているため「プログレ」に括られてしまいますが、リズム隊がかなり泥臭い一方ギターがリリカルなのにまとまっている不思議な1枚です。。
A-1「Give Me The Good Earth」はスプーキー・トゥース出身のゲイリー・ライトが名作ソロ2nd『Footprint』（71年）収録曲のカヴァーで、ゲイリー・ライトのヴァージョンはジョージ・ハリソンの参加が話題になりました。
続くA-2「Launching Place」はウイッシュボーン・アッシュの名作『Argus』を彷彿とさせてくれます。
どこをどう切っても、英国の豊穣な香りが漂ってきます。
ムーグの使用に抵抗がある方もいると思いますが、あえて「英国スワンプ」とさせていただきます。
【収録曲】
A-1 "Give Me The Good Earth" (Gary Wright) ? 8:31
A-2 "Launching Place" (Mike Rudd) ? 5:52
A-3 "I'll Be Gone" (Rudd) ? 3:42
B-1 "Earth Hymn" (Mann, Slade) ? 6:19
B-2 "Sky High" (Mann, Rogers) ? 5:15
B-3 "Be Not Too Hard" (Rogers, Christopher Logue) ? 4:12
B-4"Earth Hymn Part 2" (Mann, Slade) ? 4:18
【参加メンバー】
Manfred Mann ? keyboards
Mick Rogers ? guitars, vocals
Chris Slade ? drums
Colin Pattenden ? bass guitar