*** LP ： UK / 80? (77) / Sire / SR 6037 ***
■　コンディション　■
A- / B+
ジャケットは裏の下部に薄い擦れがあるので「A-」にしましたが、それ以外のダメージはなく限りなく「A」寄りです。
盤面にひげはないのですが、所々にカビの痕と思われる点々があるので「B+」にしました（洗浄してあり、聴いた限り気になるノイズは拾いませんでした）。
レーベルに小さく「W」とある80年前後の後期プレスだと思われます。
歌詞（薄い染みあり）と写真のコラージュが載った内袋を付属（破れなし）。
マトリクスの刻印が極薄いため判然としませんが、A面に「S3」B面に「S2」とあるようです。

リチャード・ヘル＆ザ・ヴォイドイズの「ブランク・ジェネレーション」の英国盤（残念ながらLate Pressです）。
言わずと知れたニューヨーク・パンクの金字塔ですね。
本作の再発盤はどこにでもありますが、オリジナルのSIREの米国盤やUKオリジナル盤いざ探そうとなるとなかなか見つかりませんね。
これはレーベルに小さく「W」とある80年前後の後期プレスだと思われますが、PATENT NO.入り白インナーバッグではなく、歌詞と写真のコラージュが載った内袋を付属しています。
さて、パンクというとロンドンのイメージが強いでしょうが、そもそもはセックス・ピストルズのマネージャーになるマルコム・マクラレンがリチャード・ヘルに感化されたのは有名な話ですね。
パンクスのファッションとなった、短く逆立てたヘアスタイルや破けたシャツを着はじめたのはリチャード・ヘルが初めてだそうです。
トム・ヴァーラインと結成したテレヴィジョンをデビュー前に脱退、さらにジョニー・サンダースと組んだにハートブレイカーズも早々に脱退したリチャード・ヘルが自身のバンドを結成して発表したのが本作です。
全編最高にいかしたロックンロール！
リチャード・ヘルは歌もベースもかなり下手なんだけど、独特の歌声となんともいえない焦燥感がある楽曲はいまだに風化していません。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのおっかけで、後にルー・リードのバンドに参加するロバート・クインのギターも最高！
パンクの枠を超えた大名盤！
【収録曲】
A1 Love Comes In Spurts Written-By Hell
A2 Liars Beware Written-By Julian, Hell
A3 New Pleasure Written-By Hell
A4 Betrayal Takes Two Written-By Julian, Hell　　A5 Down At The Rock And Roll Club Written-By Hell　　A6 Who Says? Written-By Hell
B1 Blank Generation Written-By Hell
B2 Walking On The Water Written-By J. C. Fogerty, T. R. Fogerty
B3 The Plan Written-By Hell
B4 Another World Written-By Hell
【クレジット】
Bass, Vocals Richard Hell
Guitar, Backing Vocals Ivan Julian, Robert Quine
Drums Marc Bell
Arranged By Richard Hell & The Voidoids, Robert Quine
Art Direction, Design John Gillespie (3), Richard Hell
Engineer Don Hunerberg (tracks: A1, A4 to B3), Jerry Solomon (tracks: A2, A3, B4), Rob Freeman (tracks: A1, A4 to B3)
Engineer [Assistant] Fred Wilkes (tracks: A1, A4 to B3), Joel Cohen (tracks: A2, A3, B4)
Mastered By Greg Calbi
Photography By [Back Cover Photo] Kate Simon
Photography By [Front Cover Photo] Roberta Bayley
Photography By [Inner Sleeve Collage] Steven Taylor
Producer Richard Gottehrer, Richard Hell
Typography [Inner Sleeve] Spencer Drate
Written-By Julian (tracks: A2, A4), Hell (tracks: A1 to B1, B3, B4)